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SR-131 ヴァレンタイン ソナタ集 第9巻

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SR-131 ヴァレンタイン ソナタ集 第9巻

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ソナタ ニ短調 作品3-1

★解題★

 ヴァレンタインの「12のソナタ・作品3」は、「作品2」の発表の2年後、1710年にローマで出版されました。矢継ぎ早に作品が出版されている様子から、往年の活躍ぶりと作品の人気がしのばれます。


★解説★

 曲集の冒頭を飾るニ短調のソナタは、作曲者の充実を感じさせる名品で、のちに「作品6」の無伴奏デュオソナタ集でもこのソナタを編曲した作品が収録されました。

 第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)、4分の4拍子です。印象の鮮やかな主題をていねいに扱いながら音楽を進めます。途中に導入される三連符のエピソードも音楽に新鮮な風を呼び込んで成功しています。

 第2楽章はアレグロ(快活に)、4分の2拍子です。ヴァレンタインらしいすっきりとした主題を挟みながら2つの副主題を示すロンドとみてよいと思いますが、リピートをすべて行なうと、A-A-B-A-C-A-B-A-C-Aという形式になっています。

 第3楽章は再びアダージョで、2分の3拍子です。分散和音を多く含む主題で始まり、ヘミオラの終止で終わるフレーズを重ねていきますが、旋律線が味のある変化をみせるほか、転調にもリズミックな変化の持ち込みかたにも工夫があって、内容の濃い楽章になりました。

 第4楽章は再びアレグロで、8分の6拍子のジークふうの終曲です。躍動感・スピード感があって運動性の魅力も十分持ちながら、内容的にもヒネリが利いていて、類型を脱したすぐれた出来栄えです。
 
 
 
 ソナタ ト長調 作品3-2
 
 ★解題★

 ヴァレンタインの「12のソナタ・作品3」は、「作品2」の発表の2年後、1710年にローマで出版されました。矢継ぎ早に作品が出版されている様子から、往年の活躍ぶりと作品の人気がしのばれます。


★解説★

 4つの楽章から成っています。第1楽章には「高いレ」まで出てきますが、第2楽章から第4楽章にかけては音域が狭く、とくに第4楽章は「高いラ」が最高という低さなのですが、打ち沈んだ感じはまったくない、屈託のない明るさを持っています。

 第1楽章はアダージョ(ゆっくりと)、4分の3拍子です。V字型に動く分散和音で始まってゆったり下ったかと思うと跳ねるリズムでしめくくられる、なかなか面白い動きのテーマで始まります。と思うと、後半は跳ねるリズムがおおいに活躍し、長い「しめくくり」の音楽がエコーを構成します。「初め」があり、短い「なかば」があり、そして長い「終わり」があるという音楽。

 第2楽章はテンポ・ディ・ガボット(ガボットのテンポで)、2分の2拍子です。ヘンデルのハ長調ソナタの第4楽章「テンポ・ディ・ガボット」と同じ音型で始まりますが、もちろんヘンデルよりもヴァレンタインのこの曲のほうが、はるか先に発表されています。そしてヘンデルに比べると、良くも悪くも、はるかにあっさりした内容です。

 第3楽章はサラバンドと題され、ラルゴ(広々と)、4分の3拍子です。前半後半8小節ずつの、最もシンプルなつくりの音楽で、小さな器に盛られた、品のいいお菓子のような音楽。よく工夫された名工の仕事です。

 第4楽章はジーグで、アレグロ(快活に)、8分の6拍子です。まるで民謡のような、あるいは唱歌のような、素直で親しみやすい旋律線でできており、これも本当に短くまとめられた、珠玉の小品です。
 
 
 
 ソナタ ヘ長調 作品3-3
 
 ★解題★

 ヴァレンタインの「12のソナタ・作品3」は、「作品2」の発表の2年後、1710年にローマで出版されました。矢継ぎ早に作品が出版されている様子から、往年の活躍ぶりと作品の人気がしのばれます。


★解説★

 急・緩・急・急という、どちらかと言えば珍しい構成です。コンパクトにまとまっており、また創意に満ちた作品で、佳品のひとつと言えるでしょう。

 第1楽章はヴィヴァーチェ(生き生きと)、4分の4拍子です。特徴的なテーマ、それを低音が模倣して始まります。ただ、テーマのモチーフがいきなりゼクエンツを形成する、この入り方は、かなり珍しいでしょう。ひとしきりテーマを扱ったあと、つぎつぎと目新しいモチーフを導入しながら音楽を進めます。やがてまたきれいに終止になったかと思うと、それがテーマ回想の始まりで、間もなく収束となります。独創的な1品。

 第2楽章は4分の3拍子のサラバンドで、ラルゴ(広々と)と指定されています。サラバンドの特徴的リズム(四分・付点四分・八分)が多く登場しますが、それが同音の連打となっているのは、これまた珍しいと思います。(ただし付点四分にはトリルを指定。)

 第3楽章はガボットと題され、4分の2拍子で、再びヴィヴァーチェが指定されています。ほとんど跳躍進行ばかりで進みながら、簡潔にまとめられています。

 第4楽章は、アレグロ(快活に)と指定された、8分の12拍子のジーグです。密度高く書かれたすぐれた終曲ですが、テーマのなかにトリルが指定された四分音符があり、これを鮮やかに演奏するのがなかなか難しいと思います。(逆に言えば、これさえなければかなり速く演奏するのもそれほど難しくないのですが。)

収載曲

[1] ソナタ ニ短調 作品3-1 第1楽章
  グレード: B-3
[2] ソナタ ニ短調 作品3-1 第2楽章
  グレード: C-1
[3] ソナタ ニ短調 作品3-1 第3楽章
  グレード: B-2
[4] ソナタ ニ短調 作品3-1 第4楽章
  グレード: C-1
[5] ソナタ ト長調 作品3-2 第1楽章
  グレード: B-2
[6] ソナタ ト長調 作品3-2 第2楽章
  グレード: C-1
[7] ソナタ ト長調 作品3-2 第3楽章
  グレード: B-2
[8] ソナタ ト長調 作品3-2 第4楽章
  グレード: C-1
[9] ソナタ ヘ長調 作品3-3 第1楽章
  グレード: C-1
[10] ソナタ ヘ長調 作品3-3 第2楽章
  グレード: B-2
[11] ソナタ ヘ長調 作品3-3 第3楽章
  グレード: B-3
[12] ソナタ ヘ長調 作品3-3 第4楽章
  グレード: C-1

商品詳細

発売日 2021/7/1
ページ数 40
JAN 4571325250488
ISBN 9784862669711
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