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SR-133 ヴァレンタイン アルトリコーダーデュオソナタ 第1巻

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SR-133 ヴァレンタイン アルトリコーダーデュオソナタ 第1巻

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ソナタ 田舎での休暇 第1番 ヘ長調

★解題★

 「田舎での休暇」(Villeggiatura)と題されたこの無伴奏デュオソナタ集は、パルマのパラティン伯図書館 (Biblioteca Palatina)に伝えられた手書きの楽譜集に収められていたものです。他には6曲ずつ2セットで合計12曲の通奏低音伴奏ソナタが一緒に綴じられていました。

 ヴァレンタインの無伴奏デュオは、愛好家の多かったイギリスやフランスでは出版されていましたが、イタリアではあまり出版された形跡がありません。以下、本作を初めて印刷譜として出版したUT ORPHEUS版に掲げられたNicoka Sansone氏の序文によると、この二重奏曲集も、ルッカの貴族で音楽愛好家だったParensiが、おそらく練習用の曲として作曲者から個人的に提供を受けたものではないかといいます。そして、作曲年代は、ナポリ6度和音の頻繁な使用や、快速楽章の最初や最後のところにユニゾンをよく用いていること、終曲としてメヌエットを好んで置いていること、Amoroso やAndanteなどの発想記号を好んで用いていることなどから、作曲者晩年の1730年ごろだろうと推定されています。

 その推定が当たっているかどうかはともかく、掛け値なしに充実した作品が揃っており、音楽的興趣の尽きないすばらしい二重奏曲集となっています。


★解説★

 第1番のソナタはヘ長調で4つの楽章から成っています。

 第1楽章はアレグロ(快活に)、8分の6拍子で、あきらかに狩猟で用いる角笛を模した音楽です。貴族一家が田舎で休暇を過ごすとなれば、気晴らしに狩りに出かけるのはいかにもありそうなことで、曲集の冒頭を飾るのにまことにふさわしいと言えるでしょう。音楽的には、リズミックな気持ち良さ、響きの心地良さ、そして2本のリコーダーの複雑なからみを盛り込んで実に面白く書かれており、いっぺんで魅了されます。

 第2楽章はアダージョ、4分の3拍子です。最初、少し拍子も調性もわかりにくいような始まりかたをしますが、やがてニ短調を基調に進み始めます。全体は三部形式で、ダ・カーポで最初に戻るようになっています。第2リコーダーが半音階的に下るゼクエンツが美しい。

 第3楽章はヴィヴァーチェ(生き生きと)、4分の2拍子です。かろやかで快活な音楽で、リズムの面白さも色合いの変化の魅力も味わえる、楽しい小品です。最後の方でときどき2本のリコーダーがユニゾンになるのが面白い効果を上げます。

 第4楽章は再びアレグロで、8分の3拍子です。かわいらしいモチーフを扱った、お茶目でチャーミングな終曲です。32分音符まで出てきますが、勢いで演奏できるような形なので、意外に難しくはないでしょう。
 
 
 ソナタ 田舎での休暇 第2番 ト長調
 
  「田舎での休暇」(Villeggiatura)と題されたこの無伴奏デュオソナタ集は、パルマのパラティン伯図書館 (Biblioteca Palatina)に伝えられた手書きの楽譜集に収められていたものです。他には6曲ずつ2セットで合計12曲の通奏低音伴奏ソナタが一緒に綴じられていました。

 ヴァレンタインの無伴奏デュオは、愛好家の多かったイギリスやフランスでは出版されていましたが、イタリアではあまり出版された形跡がありません。以下、本作を初めて印刷譜として出版したUT ORPHEUS版に掲げられたNicoka Sansone氏の序文によると、この二重奏曲集も、ルッカの貴族で音楽愛好家だったParensiが、おそらく練習用の曲として作曲者から個人的に提供を受けたものではないかといいます。そして、作曲年代は、ナポリ6度和音の頻繁な使用や、快速楽章の最初や最後のところにユニゾンをよく用いていること、終曲としてメヌエットを好んで置いていること、Amoroso やAndanteなどの発想記号を好んで用いていることなどから、作曲者晩年の1730年ごろだろうと推定されています。

 その推定が当たっているかどうかはともかく、掛け値なしに充実した作品が揃っており、音楽的興趣の尽きないすばらしい二重奏曲集となっています。


★解説★

 第2番のソナタはト長調で5つの楽章から成っています。

 第1楽章はラルゴ(広々と)、4分の4拍子です。付点リズムの分散和音から始まって、いろいろなリズムの音型が出て来る、指ならし・小手調べといった感じの曲で、これが前奏曲のような気持ちでしょう。

 第2楽章はアレグロ(快活に)、4分の2拍子で、すばしこい感じの快速楽章です。2本のリコーダーが協力して小気味のよい音楽がくりひろげられていき、演奏の快感に満ちています。本作の中核にして白眉。

 第3楽章はアモローソ・アダージョ(愛情深く、ゆっくりと)と指定された8分の6拍子の楽章で、シチリアーノふうの音楽です。ホ短調で、すこし打ち沈んだ感じを持っています。

 第4楽章は8分の6拍子のジーグで、再びアレグロと指定されています。1拍の3つの音をひとまとめにスラーで演奏するように指定されている拍が多いのは、コレルリにもよくみられた行きかたです。

 第5楽章は8分の3拍子のメヌエットです。音階的な動きを中心とする可憐なテーマを扱った、たいへん愛らしい小品です。
 
 
 ソナタ 田舎での休暇 第3番 ハ長調
 
 ★解題★

 「田舎での休暇」(Villeggiatura)と題されたこの無伴奏デュオソナタ集は、パルマのパラティン伯図書館 (Biblioteca Palatina)に伝えられた手書きの楽譜集に収められていたものです。他には6曲ずつ2セットで合計12曲の通奏低音伴奏ソナタが一緒に綴じられていました。

 ヴァレンタインの無伴奏デュオは、愛好家の多かったイギリスやフランスでは出版されていましたが、イタリアではあまり出版された形跡がありません。以下、本作を初めて印刷譜として出版したUT ORPHEUS版に掲げられたNicoka Sansone氏の序文によると、この二重奏曲集も、ルッカの貴族で音楽愛好家だったParensiが、おそらく練習用の曲として作曲者から個人的に提供を受けたものではないかといいます。そして、作曲年代は、ナポリ6度和音の頻繁な使用や、快速楽章の最初や最後のところにユニゾンをよく用いていること、終曲としてメヌエットを好んで置いていること、Amoroso やAndanteなどの発想記号を好んで用いていることなどから、作曲者晩年の1730年ごろだろうと推定されています。

 その推定が当たっているかどうかはともかく、掛け値なしに充実した作品が揃っており、音楽的興趣の尽きないすばらしい二重奏曲集となっています。


★解説★

 第3番のソナタはハ長調で4つの楽章から成り、そのうちゆったりした感じの楽章は1つだけです。

 第1楽章はアレグロ(快活に)、4分の4拍子の、軽妙でユーモラスな音楽です。いきなり6小節にわたるユニゾンのテーマで始まり、ときおりテーマを、いくらかぼんやりと回想しながら、自由に音楽を進めていきます。変幻自在の、まさに名人芸の書きっぷりです。

 第2楽章はアダージョ(ゆっくりと)、4分の3拍子で、イ短調を基調としています。かけあいになったり声をそろえたりしながら進む叙情的な音楽。短調の楽章では「ナポリの6」の和音が頻繁に用いられるのは、この曲集全体を通じての特徴です。

 第3楽章はハ長調に戻り、アレグロ・8分の6拍子のジーグです。テーマは分散和音を骨組みとするシンプルなものですが、変化が多彩で、じつに面白く書かれた逸品。付属CDでは落ち着いたおだやかなテンポで演奏されていますが、かなり速く演奏するのも面白いでしょう。

 第4楽章は8分の3拍子のメヌエットです。じつに軽やかで品がよく、変化にも富んでいて、かわいらしい外観とは裏腹の、意欲的な傑作だと思います。

収載曲

[1] ヴァレンタイン ソナタ 田舎での休暇 第1番 ヘ長調
[2] ヴァレンタイン ソナタ 田舎での休暇 第2番 ト長調
[3] ヴァレンタイン ソナタ 田舎での休暇 第3番 ハ長調

商品詳細

発売日 2021/8/1
ページ数 52
JAN 4571325250617
ISBN 9784862669728
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