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SR-136 シックハルト コレルリの合奏協奏曲によるトリオソナタ 第1巻
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トリオソナタ 第1番 ヘ長調
★解題★
「12の合奏協奏曲集 作品6」は、大作曲家コレルリ晩年の最高傑作です。これを、バロック時代のリコーダー音楽の大作曲家・シックハルトが、アルトリコーダー2本と通奏低音のためのトリオソナタに編曲したのが、「コレルリの合奏協奏曲による12のトリオソナタ」です。まさに、作曲者・編曲者ともに最高の人を得た、名品と言えるでしょう。
★解説★
5つの楽章から成り、協奏曲第6番、第9番、第10番の3曲から楽章が集められているのですが、最後の第5楽章・ジークだけは、どうやらコレルリに由来するものではなさそうです。少なくとも、合奏協奏曲集・作品6のなかには、この曲の原曲らしきものは見当たりません。
第1楽章は、ラルゴ(ひろびろと)、4分の4拍子で、合奏協奏曲第9番の第1楽章・プレリュードが原曲です。原曲は、いかにもバロックの前奏曲らしい、重い付点リズムの、ややゴツゴツした曲ですが、シックハルトはそれを、リコーダーのトリオソナタらしく少し歌謡的にやわらげています。
第2楽章はアルマンドで、アレグロ(快活に)と指定されています。合奏協奏曲第10番のアルマンドが原曲で、ハ長調だったのをヘ長調に移調編曲しています。「高いところから下っていく快適さ」というのがコレルリの音楽の魅力的な部分になっていることは多いのですが、ここでも典型的にそれが味わえます。
第3楽章は8分の3拍子で、アレグロと指定されていますが、原曲は合奏協奏曲第9番のなかの、「ヴィヴァーチェ(生き生きと)」と指定のあるメヌエットです。原曲の味わいもよく生きた、かろやかな楽章になっています。
第4楽章はアレグロ、4分の2拍子で、颯爽とした快速楽章です。原曲は、合奏協奏曲第6番の終曲ですから、この意味でも、全曲をしめくくるのにふさわしい音楽なのです。そこへ、さらに短い第5楽章をつけ加えたシックハルトの処理は、なにかいわくがあるのかも知れません。
第5楽章が、問題のジークです。いかにも小粒ではありますし、どちらかといえば平凡な感じのテーマを扱う曲ではありますが、しかし、実に流麗で、なつかしいような風情を持っており、それなりに佳品であるのは確かです。
トリオソナタ 第2番 ト長調
★解題★
「12の合奏協奏曲集 作品6」は、大作曲家コレルリ晩年の最高傑作です。これを、バロック時代のリコーダー音楽の大作曲家・シックハルトが、アルトリコーダー2本と通奏低音のためのトリオソナタに編曲したのが、「コレルリの合奏協奏曲による12のトリオソナタ」です。まさに、作曲者・編曲者ともに最高の人を得た、名品と言えるでしょう。
★解説★
4つの楽章から成り、第1楽章は合奏協奏曲の第10番から、続く3つの楽章は第9番からとられています。第3楽章は、原曲の協奏曲ではVivace(ヴィヴァーチェ=生き生きと)と指定されていました。
第1楽章はアンダンテ・ラルゴ(歩くように、広々と)と指定され、4分の4拍子です。アンダンテとラルゴを並べて書くとは「どっちなの?」というところですが、低音は着々と歩む「アンダンテ」の感じで、上声はひろびと歌い上げる、とでも捉えておいて、あながち大きな間違いではないように思います。
第2楽章はアルマンド、アレグロ(快活に)で、4分の4拍子。アルマンドにはアウフタクトがつくことが多いのですが、この楽章はふつうに1拍目から始まります。アルマンドは、もともとはかなりゆったりとした舞曲だったらしいのですが、シックハルトはアルマンドに「アレグロ」と指定することがかなり多いのです。しかも、ここではコレルリ自身がそれを先取りしているとも言えます。スピード感のが魅力のひとつとなっていると言ってよいでしょう。
第3楽章は4分の3拍子のコレンテで、やはりアレグロと指定されています。カッチリと書かれていて、演奏も難しくない、たいへん楽しい舞曲楽章です。
第4楽章は4分の4拍子のガボットで、またもアレグロです。弾むようなシンコペーションのリズムを取り入れたモチーフを縦横に駆使してまとめられた、短い終曲です。
収載曲
[1] コレルリの合奏協奏曲によるトリオソナタ 第1番 ヘ長調
[2] コレルリの合奏協奏曲によるトリオソナタ 第2番 ト長調
商品詳細
発売日 |
2021/11/1 |
ページ数 |
68 |
JAN |
4571325250792 |
ISBN |
9784862669759 |
楽器 |
リコーダー |
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