㈱音楽之友社
音楽の友 2023年2月号
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コンサート・ベストテン2022 (青澤隆明/伊熊よし子/池田卓夫/上田弘子/梅津時比古/岡部真一郎/奥田佳道/小畑恒夫/片桐卓也/加藤浩子/金子建志/岸 純信/キャサリン・マクダウェル/クラウス・マケラ/高坂はる香/國土潤一/小室敬幸/サイモン・ラトル/柴田克彦/柴田龍一/ジョナサン・ノット/白石美雪/長木誠司/寺西基之/戸部亮/長井進之介/那須田務/野平多美/萩谷由喜子/長谷川京介/原 明美/平野 昭/広瀬大介/舩木篤也/堀内 修/堀江昭朗/真嶋雄大/満津岡信育/松本良一/道下京子/山崎浩太郎/山田真一/山田治生/吉田純子/渡辺和彦/渡辺 和、他) クラシック音楽界の1年を振り返る当企画。39人の音楽評論家・記者に2022年の演奏会から「ベストテン」を選んでいただきました。上位入賞団体からの喜びの声や、ベストテンに挙がった内容をもとにした対談・座談会、好評企画「忘れがたいこの1曲! 2022」も収載。 カラー ●[巻頭Interview&Report]ジャン=ギアン・ケラス(vc)時代・国・言語を超えて+来日公演レポート(青澤隆明) ●[Report]ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団ニューイヤー・コンサート2023(平野玲音) ●[連載]楽団長フロシャウアーかく語りき ●「ウィーン・フィル、わが永遠のオーケストラ」?(ダニエル・フロシャウアー/渋谷ゆう子) ●[Interview]ディエゴ・マテウス(指揮)―小澤征爾音楽塾で《ボエーム》を指揮(池田卓夫) ●[Report]スーパーソリスト達による秋の特別コンサート ●Vol.1~5 (池田卓夫/長谷川京介/岸 純信/原 明美/道下京子) ●[Report]鍵盤の若き星たち ―阪田知樹・亀井聖矢・務川慧悟・角野隼斗(池田卓夫/道下京子/上田弘子) ●[Report]クリスティアン・ティーレマン&ベルリン・シュターツカペレ来日公演(中村孝義/那須田 務/池田卓夫) ●[Interview]ルネ・フレミング(S)~メトロポリタン歌劇場《めぐりあう時間たち》初演を振り返る(後藤菜穂子) ●[連載]マリアージュなこの1本~お酒と音楽の美味しいおはなし?/ 口福レシピ9 ―〈ゲスト〉ブルース・リウ(伊熊よし子) ●[連載]和音の本音?―ラヴェルとみる夢3(清水和音/青澤隆明) ●[連載]山田和樹「指揮者のココロ得」9(山田和樹) ●[連載]小林愛実ストーリー 7(小林愛実/高坂はる香) ●[連載]宮田大 Dai-alogue~音楽を語ろう9ゲスト:ジュリアン・ジェルネ(p)&水野優也(vc)(山崎浩太郎) ●[連載]ショパンの窓から?―シャルル・ヴァランタン・アルカン(川口成彦) ●[PR]『音楽の友』バックナンバー紹介 特別記事 ●[Report]オペラ彩《秩父晩鐘》、31年ぶり上演(池田卓夫) ●[Interview]文京シビックホールがリニューアルオープン!(長谷川京介) ●[Interview]佐渡裕(指揮)、すみだ音楽大使としての歩み ●[Report]カワイプレミアムコンサート in虎ノ門(上田弘子) 対談 ●柴田紗貴子(S)×清水勇磨(Br)~全国共同制作オペラ《道化師》で共演(室田尚子) Special Interview ●エベーヌ弦楽四重奏団世界ツアー、コロナ禍を経て、新たなる地平へ(山崎浩太郎) 連載 ●[不定期連載]クライヴ・ブラウン博士による、あなたの知らないフランク「ヴァイオリン・ソナタ」op.643(柴田俊幸) ●池辺晋一郎エッセイ先人の影を踏みなおす?芥川也寸志(池辺晋一郎) ●平野昭・対談シリーズ樂興のすゝめ from research to practice, from practice to research第5章:アフター・ベートーヴェン/ゲスト:田部京子 5/ブラームスのピアニズム(平野 昭・長井進之介/田部京子) ●ひと粒の音宇宙 ―魅惑のアンコール・ピースたち20 モンテヴェルディ「歌劇《ポッペアの戴冠》」から〈ずっとあなたを見つめ〉(後藤菜穂子) ●オペラで知るヨーロッパ史?―マスカーニ《カヴァレリア・ルスティァーナ》(加藤浩子) ●河原忠之歌好きのためのピアノ手帖 14ゲスト:執行直(調律師)(河野典子) ●クラシックを撃て! 第22回映画『愛を弾く女』(上田弘子) ●いまどきのクラシックの聴きかた~もっとステキにいい音で 5(生形三郎/飯田有抄) NEWS ●クラウス・マケラ、パリ管&RCOの調停(三光 洋) Artists Lounge ●フレッシュ・アーティスト・ファイル Vol.44 橋本峻平(p) ●シェク・カネー=メイソン (vc)(中 東生) ●アントワン・タメスティ (va) ●及川浩治(p)(多田純一) ●高木竜馬(p)(道下京子) ●福川伸陽(hrn)(山田治生) ●ルドヴィート・カンタ(vc)&鬼頭久美子(p)(堀江昭朗) Reviews & Reports ●Concert Reviews演奏会批評 ●〈海外レポート〉今月の注目 海外レポートの筆者が選ぶ「コンサート・ベストテン」 ●イギリス(秋島百合子)/フランス(三光洋)/イタリア(野田和哉)/オーストリア(平野玲音)/ドイツ1(中村真人)/ドイツ2(来住千保美)/スイス(中東生)ロシア(浅松啓介)/アメリカ(小林伸太郎) ●〈Event Report〉第13回音楽大学オーケストラ・フェスティバル2022(高山直也) ●〈Event Report〉堀米ゆず子(vn)&ヴァレリー・アファナシエフ(p)(上田弘子) ●〈Event Report〉庄子紗矢香(vn)&ジャンルカ・カシオーリ(p)(上田弘子) Rondo ●舘野泉&草笛光子音楽と物語の世界(真嶋雄大)/フィルハーモニクスウィーン=ベルリン来日公演/アンナ・ネトレプコ、パリの《運命の力》で復活(三光 洋)/クリスティアン・ツィメルマン(p)、シンガポール交響楽団を弾き振り(岡部真一郎)/La Nuit・クラシック音楽を「香り化」する/MUZAジルベスターコンサート2022 News & Information ●スクランブル・ショット・エクストラ ●スクランブル・ショット+音楽の友ホールだより ●ディスク・スペース(真嶋雄大/満島岡信育) ●アート・スペース(映画:中村千晶/舞台:横溝幸子/展覧会:花田志織/書籍:小沼純一、山田治生) ●クラシック音楽番組表 ●読者のページ ●編集部だより(次号予告/編集後記/広告案内) 表紙の人 ●ジャン=ギアン・ケラス(チェリスト)(c)田頭真理子 モントリオール生まれ。リヨン国立高等音楽院、フライブルク音楽大学、ジュリアード音楽院でチェロを学ぶ。1990年から2001年までアンサンブル・アンテルコンタンポランのソロ・チェロ奏者を務め、02年にはグレン・グールド・プロテジェ賞を受賞。レパートリーはバロックから現代まで多岐にわたり、世界中で絶賛を博し続ける現代屈指のチェロ奏者。録音に対しても積極的で、これまでに数多くの協奏曲、無伴奏曲、室内楽曲のCDをリリース、数々の賞を受賞。演奏楽器は1696年ジョフレド・カッパ製(メセナ・ミュジカル・ソシエテ・ジェネラルより貸与)。ドイツ・フライブルク音楽大学教授。 コンサート・ガイド小冊子 別冊付録 コンサート・ガイド & チケット・インフォメーション 観どころ聴きどころ(戸部 亮&室田尚子) 編集後記 無常といえば1970年実相寺昭雄監督によるATG映画で、近親相姦等のタブーを開き直りに近いニヒリズムで「論破」するビミョーな作品だが、あゝ無情といえばアン・ルイスの歌唱で有名なナンバーで、女性の強がりが噴出する少々ビミョーな楽曲だ。しかし、どちらも「ここは日本やで」とジャパニーズな安心をもたらすことで一致する。映画もロックもクラシックでさえも、結構この「ジャパニーズ」な安心があることは、なんだかんだいいことなんじゃないと思う。(岩永) 伴宙太といえば漫画『巨人の星』の主人公、星飛雄馬の相棒ですが、「伴」という字は「つれだってゆく、主になるものに従う、とも」等の意味があります。先日帰省時に、星飛雄馬ならぬ地元の友人に「お伴して」ある「魂のピアニスト」の演奏会に行ってきました。最後にリスト《ラ・カンパネラ》が演奏されましたが、そういえばこの曲、鹿児島の漁師さんが猛練習して弾けるようになったと話題になっていました。人間の魂を、感動を「伴って」揺さぶる曲なのかも知れません。未熟な自分が弾いたときは、リストらしい「これ見よがし曲」にしか感じませんでしたが(笑)(真田) 奏楽堂。上野公園の一角、その建物は閉ざされた門の奥にあって、道すがら、子供心にこれはなんだろうと気になる存在でした。以前、舘野泉さんにご執筆いただいていた連載でこの奏楽堂のエピソードが登場することがあり、さまざまな歴史がしみ込んだ建物なんだなぁと、はじめてこの建物を体感した印象を持ちました。このあたりには確か曼殊沙華が咲いていて、開花時期には妖艶な花姿を見られるのが楽しみの 一つです。(熊野) 全国のご当地グルメと作曲家を組み合わせたオリジナル・シリーズを展開中の「読者のページ」イラストコーナー(内容はフィクションです)。作画ご担当の工藤恒美さんと、毎月新しいネタに挑戦しております。歴史上人物の創作ものといえば、昨年初めて、大河ドラマを1年通して鑑賞しました。流行りの考察(?)も含まれた奥行きある最終回。観終えたあと、満足感に浸りました。2023年も皆様からのお便りを心よりお待ちしています! (掛川) 曲目は、演奏会を聴きに行くときの大事な要素。知らない曲ばかりだと、退屈になってしまいます。最近、バレエを観に行く機会が何度かあり、それほど詳しくない私は、楽しめるか不安でした。しかし、チャイコフスキーの三大バレエは名曲が多くあり馴染みやすく、美しいメロディとコード、それぞれの楽器を活かすオーケストレーションに改めて感服。その音楽が見えるバレエは、長時間でも飽きずに楽しむことができました。これを機に、バレエ鑑賞も趣味に入れてみようかな。(安野)
商品詳細
発売日
2023/2/1
サイズ
A4変
JAN
4910021290235
楽器
雑誌・ムック
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