バロックからロマン派まで、幅広い年代からさまざまな作曲家の「ソナチネ」を集めたシリーズです。多彩な「ソナチネ」の数々に触れることにより、形式や構成を学び、テクニックや表現の基礎を身につけることができます。　校訂：神野 明(総監修)／佐藤 俊(校訂責任)／秦 はるひ／湯口 美和

【ピアノ練習曲集の特徴】
クレメンティなどソナチネの定番から、国内での出版多くない作曲家のソナチネまで、様々な作品に出会うことができるのが本書「ソナチネ・アルバム」シリーズの最大の特徴。ソナチネ以外の形式の小品(フーガ、ロンド、スケルツォなど)も盛り込んだ曲集が多い中、本シリーズはほぼソナチネの形式に限っているというのもヤマハピアノライブラリーシリーズならでは。バロックからロマン派まで幅広く取り上げ、「ソナチネ」という用語の時代変化も学ぶことができます。各巻では、曲目解説や作曲家のプロフィールも充実しており、幅広く学習に役立つ作りとなっています。また、1巻から6巻にかけてレベルが緩やかに上がっていきます。4巻には、定番曲とソナチネであまり取り上げられる機会の少ない作曲家をバランスよく収載しています。

【ソナチネ・アルバム1巻～6巻 収載作曲家一例】
ダンコンブ、ヴァンハル、ベンダ、テュルク、プレイエル、アンドレ、ウィルトン、アットウッド、ハスリンガー、シュミット、シュピントラー、リヒナー、ケーラー、ビール、ホック、ロセッティ、カミッジ、ミュラー、ディアベッリ、ジョーンズ、ドゥセック、ボルク、ウォルフ、ハントロック、ランゲ、ホーフマイスター、ベレンス、ツェルニーなど

【営業担当より】
様々な出版社から発刊されておりますソナチネ・アルバムは、皆様から定番曲と呼ばれる楽曲を収載した内容の商品が多くなっています。ソナチネと聞くと限られた定番の曲が連想されますが、このヤマハピアノライブラリーシリーズのソナチネアルバムでは定番曲がほとんど見受けられません。一般的なピアノ学習ルートでは出会えないような曲が揃っており、今までにはない新しい出会いが待っているのです。あまり知られていない曲に早くから触れることは、その後の学習においても貴重な体験となるはずです。本シリーズのソナチネは後世でもカタログとなるような、楽譜資料としても非常に貴重なタイトルとなっております。