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本物の思考力を磨くための音楽学 ~「本質を見抜く力」は「感動」から作られる~
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「学び」はどうあるべきか? 生きる目的とは何か? 人間の成熟とは何か?
すべての答えは、音楽の中にある!
精神科医でもあり作曲家・思想家でもある著者が、音楽を通じて知性の本質に迫る。
音楽の真の存在意義とは、感動体験を通じて「生きる意味」を実感し、人間的な知性を獲得することにある。そのためには、「生きた音楽」を体験しなければならい。
では生きた音楽とはどういうものなのか?
本書は、多くの音楽の分析を交えながら、生きた音楽といかに出会い、そこから何を学べるかを考えていく。
音楽、思想、哲学、そして人間のあり方を縦横に論じつつ、真の感動体験を読者に提示する意欲作!
[目次]
■序章 「死んでいる音楽」から「生きている音楽」へ
■第1章 現代人にとって音楽はどんな意味を持つか
「生きる意味」を見失った現代人
「意味」と「意義」
「意味」はどこに見つかるのか
■第2章 人はなぜ音楽を必要とするのか
音楽の誕生
言語から神話・音楽へ
音楽の意味とは
リズムと拍子
生きたテンポとは
時間の様式とリズム
音の重力場 ~和声学の本質~
感動の構造
反復と逸脱の配合
■第3章 本物の音楽と偽物の音楽を分けるもの
表現する主体
人間の変化成熟過程
ネイガウスの演奏スタイル論
音楽と主体の成熟度
「未熟な0人称」の音楽が生み出される背景
「1人称」と「利己的な擬1人称」
「超越的0人称」の音楽
■第4章 音楽から神話的構造を読み解く
神話としての音楽
「エロイカ」に見る精神の成熟過程
死と再生
ウィリアム・ブレイクの詩に見る世界観の深化
モーツァルトの『魔笛』に描かれたイニシエーション
「二河白道」との類似
音楽に認められるモノミス
ソナタ形式と『魔笛』
■第5章 「生きている音楽」 から人類の叡智へ
「生きている音楽」と「死んだ音楽」
「生きている音楽」の即興性
人間としての「経験」と音楽
人間存在への関心に目覚めるとは
人類の地下水脈
■第6章 美に向かう「対話」とは
愛と美と真理
音の美しさについて
オーケストラと指揮者
音楽的「対話」とは
■第7章 音楽が愛とロゴスを取り戻す
すべては「対象愛」である
地下水脈とロゴス
もうひとつの「意味」について
「生きている」音楽を取り戻すために
■著者について
泉谷 閑示(いずみや・かんじ)
1962年秋田県生まれ。精神科医、思想家、作曲家。
東北大学医学部卒業。大学時代に音楽理論や作曲法の個人教授を受ける。東京医科歯科大学医学部附属病院、神経研究所附晴和病院等に勤務したのち渡仏、パリ・エコールノルマル音楽院に留学。同時にパリ日本人学校の教育相談員を務めた。現在、泉谷クリニック(東京・広尾)院長。
臨床経験から導き出した「頭/心=身体」という人間理解に基づき、薬物を用いず、クライアントのポテンシャルを最大限に引き出す精神療法を行っている。また、大学・専門学校等での講義や学会・カルチャーセンター等への出講の他、一般向けのセミナーや勉強会を独自に行い、真に豊かに生きるための提言を行っている。
また、舞台演出家、作曲家としても活動し、「横手市民歌」「ヴァイオリンとピアノのための夜想曲」「中原中也の詩による3つの歌曲」等の作品がある。
著書に、『「普通がいい」という病』、『反教育論』(以上、講談社現代新書)、『あなたの人生が変わる対話術』(講談社+α文庫)、『「私」を生きるための言葉』(研究社)、『仕事なんか生きがいにするな』(幻冬舎新書)『クスリに頼らなくても「うつ」は治る』(ダイヤモンド社)、ほか。最新刊に『「心=身体」の声を聴く』(青灯社)がある。
商品詳細
商品番号 |
GTB01093093 |
発売日 |
2019/6/23 |
仕様 |
四六判縦/264頁 |
サイズ |
四六判 |
ページ数 |
264 |
JAN |
4947817257035 |
ISBN |
9784636930931 |
楽器 |
書籍 |
著者 |
泉谷 閑示 |
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