カワイ出版

なかにしあかね 混声合唱のためのもうひとつの夕陽と朝陽 アイルランド3つのうた

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なかにしあかね 混声合唱のためのもうひとつの夕陽と朝陽 アイルランド3つのうた

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2019年4月21日、青森で行われた「合唱団TSUGARU第23回定期演奏会~オールなかにしあかね作品~」にて委嘱初演。アイルランドの小説家、詩人、文学者の詩をなかにし流の言葉に訳し作曲。美しい島の気候風土や歴史を醸し出している作品。全3曲。
1. 麦の穂を揺らす風〔無伴奏〕(キャサリン・タイナン) (3’40”)
2. 海の波(ジョセフ・プランケット) (4’20”)
3. もうひとつの夕陽と朝陽(ジェイムズ・ヘンリー) (5’00”)


<まえがき>

アイルランド島は「エメラルドの島」と呼ばれる緑美しい島です。グレートブリテン島の西側に、アイリッシュ海を挟んで位置するアイルランド島は、現在は英国領北アイルランドと、アイルランド共和国に分かれています。英国の支配に耐え続けたアイルランドは、1916年のイースター蜂起、1919年に独立宣言、1921年の調印によって、アイルランド共和国という独立国となりました。アイルランド全島32州のうち、26州がアイルランド共和国となり、北東に位置する6州が英国領にとどまったのが現在の北アイルランドです。

アイルランドの歴史は、古代信仰やケルト文化に象徴される豊かな精神性と、英国支配の厳しさによって複雑に形作られて来ました。神秘的な大自然、古代遺跡、妖精にギネス・ビールにアイリッシュ・ミュージック・・・哀しみも切なさも喜びも、すべてを心の深いところで醸成させてきた、この島国の人々が紡いできた言葉を、ぜひ歌にしたいと思いました。

「麦の穂を揺らす風」の詩人キャサリン・タイナン(Katharine Tynan 1861-1931)は、アイルランドを代表する詩人ウィリアム・イェーツらと共にアイルランド文芸復興運動にも深く関わりました。息子2人が第一次世界大戦で従軍し、従軍兵士の母の視点を持つ詩を多く書いています。

「海の波」の詩人ジョセフ・プランケット(Joseph Mary Plunkett 1887-1916)は詩人であり、1916年のイースター蜂起を主導した7人の “革命の英雄” の最年少メンバーです。28歳で処刑される前夜に、収監されたキルメイナム刑務所の礼拝堂で、婚約者グレース・ギフォード(Grace Gifford 1888-1955)と結婚しました。

「もうひとつの夕陽と朝陽」の詩人ジェイムズ・ヘンリー(James Henry 1798-1876)は、古典文学者であり医者であるというユニークな経歴を持ち、生涯を紀元前のラテン語詩人ウェルギリウスの研究に捧げました。1980年代に数編の詩が “再発見” され、再評価され始めています。

なかにしあかね


日本語詞・作曲:なかにしあかね

収載曲

[1] 麦の穂を揺らす風〔無伴奏〕
  作曲: なかにしあかね
  作詞: キャサリン・タイナン
  グレード: 初~中級
[2] 海の波
  作曲: なかにしあかね
  作詞: ジョセフ・プランケット
  グレード: 初~中級
[3] もうひとつの夕陽と朝陽
  作曲: なかにしあかね
  作詞: ジェイムズ・ヘンリー
  グレード: 初~中級

商品詳細

発売日 2020/2/1
サイズ A4
ページ数 36
JAN 4962864920343
ISBN 9784760920341
楽器 合唱