カワイ出版

高嶋みどり:混声合唱とピアノのための「おっとせい」感傷的な三つの奏鳴曲1

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高嶋みどり:混声合唱とピアノのための「おっとせい」感傷的な三つの奏鳴曲1

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目安:7~14日
・作曲:高嶋みどり
・作詩:金子光晴
・A4判/28頁
・グレード:中~上級
・演奏時間=約6分
・ISBN 978-4-7609-2172-0

既刊「感傷的な二つの奏鳴曲」に第1曲として加えらた作品。これにより全体のタイトルは「感傷的な三つの奏鳴曲」となるが、各曲が長大で、また 独立して演奏されるケースが多いのに鑑み、今後は各曲単独でのリリースとなる。詩は金子光晴。奇妙で憂愁に満ち、しかしどこか愛らしいおっとせいの姿に、人間の哀しみや業を映し込んでいる。アップテンポで演奏効果の高い作品で、コンクール自由曲としても最適である。

<まえがき>
詩集<鮫>(1937年)に収録されている、強烈で刺激的な存在の臭いを放つ「おっとせい」は、人間存在の愚劣さや狡猾さ滑稽さ醜悪さ・・・を 客観的な醒めた目で見る冷静さを持ちながらなお、実は己も、そのなかの一員にすぎないことを自覚し、群れはまた、砕氷船により「やつらをのせた氷塊が・・・われ、深潭のうえを・・・辷りはじめる」危機がそこまで迫ってきていることにすら気づかぬ鈍感な集団・・・・であってはならぬ、こと を、21世紀の今、生きている私たちにも、強い説得力を持って語りかけてくるように思います。
実は、金子光晴氏の詩<くらげの唄>と<落下傘>は、30年前に<男声合唱団 甍>により委嘱初演していただき、カワイ出版より「感傷的な二つ の奏鳴曲(ソナタ)」として出版されておりますが、このたび「おっとせい」をその作品集の第一曲目に加えることで、更に強い説得力を持った作品集 となると考え「感傷的な三つの奏鳴曲(ソナタ)」と改題しました。私の入魂の三作です。
金沢二水高校の深見納先生から「コンクールでも演奏できる6分ほどの作品を・・・」との依頼を受けて書いた作品ですが、今年が戦後70年、という節目の年でもあり、一日も長く平和な日々が積み重ねられていくことを願いながら、また、世界中の一人でも多くの人々が、様々な苦しみから救われ、「生きることを楽しむゆとり」のある生活をおくることができるようになることを祈りながら、作曲しました。

高嶋みどり

収載曲

「おっとせい」感傷的な三つの奏鳴曲1
  作曲: 高嶋みどり
  作詞: 金子光晴
  グレード: 中~上級

商品詳細

発売日 2015/9/1
ページ数 28
JAN 4962864921722
ISBN 9784760921720
楽器 合唱
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