ブレーン(株)(広島)

クロスロード 吹奏楽のための祝典序曲

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クロスロード 吹奏楽のための祝典序曲

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『クロスロード』にこめた願い

三重県は「人々が行き交うところ」です。古くから伊勢神宮や熊野に参詣する人々が集まり、今日でも名古屋と大阪のほぼ中間に位置する地の利から、多くの観光客が訪れます。そして、それらの人々が行き交う「道」があります。世界遺産に登録された「熊野古道」や伊勢神宮に通じる街道のみならず、海と山、平地と山地を結ぶ多くの道は生活の場、コミュニケーションの場、情報と文化の交流の場、そして過去と未来を繋ぐ場であり続けてきたはずです。私にとって、三重県を象徴するものは「道」であり、したがって、三重県吹奏楽連盟創立50周年記念作品のテーマを「道」とすることは、ごく自然なことでした。

曲名の『クロスロード』は、「交叉道路」「十字路」のことですが、「人が集まる場所」「活動の中心」といった意味もそこに含まれます。つまりこのタイトルには、吹奏楽という「世界と三重県を結ぶ道」を通じて、多くの人々が集まり、交流し、理解し合ってほしいという願いと、吹奏楽という「過去と未来を繋ぐ道」を通じて、50年の歴史に思いを馳せ、未来への展望を広げてほしいという願いがこめられているのです。

さまざまな人や考えが、さまざまな方向から集まる、という基本的なアイディアは、大がかりなファンファーレの体裁をとるこの作品の音楽的内容にも反映されており、ここでは異なる旋律やリズムがしばしば同時に(一見互いに無関係のように)進行します。道が曲がりくねり、分かれ、違う道と交叉するように、拍子や調性も時に入り組みます。決して演奏がやさしい曲とは言えませんが、その難しさを述べるとすれば、この点に集約できるでしょう。

しかし、無関係に見える旋律たちは、すべてひとつのシンプルなアイディア(5度の跳躍と音階)を母体とした兄弟なのです。そして、さまざまな個性の人々がさまざまな異なる音色で奏でるからこそ、吹奏楽はすばらしいのです。ひとりひとりが自立し、自信をもって、自分の音楽を奏でてほしい。ひとりひとりの音楽に、ひとりひとりが共感してほしい。これがこの曲にこめられたもうひとつの願いです。 (後藤 洋)

(三重県吹奏楽連盟 創立50周年記念委嘱作品)

収載曲

クロスロード 吹奏楽のための祝典序曲
  作曲: 後藤 洋
  グレード: 4

商品詳細

発売日 2011/11/15
JAN 4995751814128
ISBN 9784862882110
楽器 吹奏楽