ブレーン(株)(広島)
クラリネット8重奏 セレナードOp.48
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ブレーン(株)(広島)
クラリネット8重奏 セレナードOp.48
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♪詳細情報♪
作曲者:P.I.チャイコフスキー(Peter Ilyich Tchaikovsky)
編曲:森田一浩(Kazuhiro Morita)
演奏時間:29:00
グレード:3.5
編成:クラリネット8重奏
楽器編成
Clarinet in E♭
1st Clarinet in B♭
2nd Clarinet in B♭
3rd Clarinet in B♭
4th Clarinet in B♭
Alto Clarinet in E♭
Bass Clarinet in B♭
Contra-alto Clarinet in E♭
♪楽曲解説♪
この楽譜は、東京クラリネット・アンサンブル第3回定期演奏会のために編曲し、1981年1月17日に石橋メモリアルホールで演奏された版を、出版に際して改訂したものである。1979年に結成された東京クラリネット・アンサンブルは、当時としては大変に珍しい同属楽器による管楽アンサンブルで、優れた技術と高い音楽性を兼ね備え、クラリネット・アンサンブルのレパートリー拡張にも大きく貢献した。現在もなお活動を続ける同アンサンブルのメンバーは、常に一定しているわけではなく、演奏の目的やスケジュールにあわせて在京のプロ奏者たちが交代で参加してきた。第3回定期には、代表者である藤井一男を筆頭に加藤明久、鈴木良昭、生方正好、稲垣征夫、新井清史、十亀正司、福島伸夫らが集った。今となっては、これだけの大御所が揃うことなどは到底不可能と思われる顔ぶれだが、当時は皆が20代から30代の血気盛んな年代であった。技術だけでなく、演奏解釈の面でも妥協を許さない真摯な姿勢が前面に押し出され、編曲で参加していた弱冠20代の私も強い刺激を受けた。
東京クラリネット・アンサンブルは、八重奏のスタイルを基本としながらも、バセットホルンとアルト・クラリネットを併用することで中低音を安定させ、音色変化を強化した編成に大きな特徴があった。この楽器の組み合わせは大変に魅力的なのだが、過去に同アンサンブルのレパートリーを出版する際も、楽器の調達がむずかしいという理由からバセットのパートは周囲の楽器に振り替えた。この《セレナード》も同様の改訂を施し、3番4番Bb、アルト、バスを調整することで、バセットのパートを消し去った。従来のバセットはこの楽譜の4番Bbの位置にあったため、必然的に低音域での動きが多くなっている。技術的にも高度なテクニックが要求されているので、実際の演奏にあたっては奏者の選定に留意が必要である。
原曲は弦楽オーケストラのために書かれ、倍音豊かな弦楽器特有のサウンドが活かされている。これを閉管振動、奇数倍音列で音階音をつくるクラリネット群でいかにそれらしく聞かせるか・・・、角のない穏やかな音色の楽器で、のびやかに広がる響きを出すにはどうしたらよいか、という点にもっとも腐心した。原曲のスコアはわずか5段であるが、倍音を強制的につくる編曲を目指すと、8パートでは足りないところも多かった。35年前に使用したスコアの書き込みを読み、記憶をたどると、現在のように楽譜を書くパソコンもなく、30分近い大曲をちまちまと五線紙に記すのはかなり根気が必要な作業だったに違いない。しかし、それにめげた記憶もないところをみると、私はよほどこの作品が好きだったのではないかと思う。編曲というものは、一音一音を細かく読み、それを写すことで、作品にもっとも近い位置に自分が存在できる喜びを味わえるものだ。すぐれた音楽を手がけるとき、昔も今もこの気持はまったく変わっていない。(森田一浩)
作曲者:P.I.チャイコフスキー(Peter Ilyich Tchaikovsky)
編曲:森田一浩(Kazuhiro Morita)
演奏時間:29:00
グレード:3.5
編成:クラリネット8重奏
楽器編成
Clarinet in E♭
1st Clarinet in B♭
2nd Clarinet in B♭
3rd Clarinet in B♭
4th Clarinet in B♭
Alto Clarinet in E♭
Bass Clarinet in B♭
Contra-alto Clarinet in E♭
♪楽曲解説♪
この楽譜は、東京クラリネット・アンサンブル第3回定期演奏会のために編曲し、1981年1月17日に石橋メモリアルホールで演奏された版を、出版に際して改訂したものである。1979年に結成された東京クラリネット・アンサンブルは、当時としては大変に珍しい同属楽器による管楽アンサンブルで、優れた技術と高い音楽性を兼ね備え、クラリネット・アンサンブルのレパートリー拡張にも大きく貢献した。現在もなお活動を続ける同アンサンブルのメンバーは、常に一定しているわけではなく、演奏の目的やスケジュールにあわせて在京のプロ奏者たちが交代で参加してきた。第3回定期には、代表者である藤井一男を筆頭に加藤明久、鈴木良昭、生方正好、稲垣征夫、新井清史、十亀正司、福島伸夫らが集った。今となっては、これだけの大御所が揃うことなどは到底不可能と思われる顔ぶれだが、当時は皆が20代から30代の血気盛んな年代であった。技術だけでなく、演奏解釈の面でも妥協を許さない真摯な姿勢が前面に押し出され、編曲で参加していた弱冠20代の私も強い刺激を受けた。
東京クラリネット・アンサンブルは、八重奏のスタイルを基本としながらも、バセットホルンとアルト・クラリネットを併用することで中低音を安定させ、音色変化を強化した編成に大きな特徴があった。この楽器の組み合わせは大変に魅力的なのだが、過去に同アンサンブルのレパートリーを出版する際も、楽器の調達がむずかしいという理由からバセットのパートは周囲の楽器に振り替えた。この《セレナード》も同様の改訂を施し、3番4番Bb、アルト、バスを調整することで、バセットのパートを消し去った。従来のバセットはこの楽譜の4番Bbの位置にあったため、必然的に低音域での動きが多くなっている。技術的にも高度なテクニックが要求されているので、実際の演奏にあたっては奏者の選定に留意が必要である。
原曲は弦楽オーケストラのために書かれ、倍音豊かな弦楽器特有のサウンドが活かされている。これを閉管振動、奇数倍音列で音階音をつくるクラリネット群でいかにそれらしく聞かせるか・・・、角のない穏やかな音色の楽器で、のびやかに広がる響きを出すにはどうしたらよいか、という点にもっとも腐心した。原曲のスコアはわずか5段であるが、倍音を強制的につくる編曲を目指すと、8パートでは足りないところも多かった。35年前に使用したスコアの書き込みを読み、記憶をたどると、現在のように楽譜を書くパソコンもなく、30分近い大曲をちまちまと五線紙に記すのはかなり根気が必要な作業だったに違いない。しかし、それにめげた記憶もないところをみると、私はよほどこの作品が好きだったのではないかと思う。編曲というものは、一音一音を細かく読み、それを写すことで、作品にもっとも近い位置に自分が存在できる喜びを味わえるものだ。すぐれた音楽を手がけるとき、昔も今もこの気持はまったく変わっていない。(森田一浩)
商品詳細
発売日 | 2016/12/19 |
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サイズ | A4 |
JAN | 4995751820662 |
ISBN | 9784862885944 |
楽器 | クラリネット重奏 |
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