■著者■ マイケル・スピッツァー Michael Spitzer リヴァプール大学音楽学部教授。ナイジェリアでハンガリー系の両親のもとに生まれ、イスラエルで育つ。1973年のヨム・キプール戦争時に英国に移住。オックスフォード大学マートン・カレッジおよびサウサンプトン大学で学び、ダラム大学で20年間教鞭をとった。卓越したピアノの腕前を持つ。ベートーヴェンの世界的権威で、音楽の哲学や心理学についても幅広く執筆している。妻とふたりの娘と一緒にリヴァプールのペニー・レーン通りのすぐそばに暮らす。著書に『哲学としての音楽:アドルノとベートーベンの晩年様式 Music as Philosophy: Adorno and Beethoven’s Late Style』、『西洋音楽の感情の歴史:聖歌からポップスまでの千年 History of Emotion in Western Music: A Thousand Year from Chant to Pop』などがある。