ナカニシヤ出版
カンツォーネ・ナポレターナの影戦後ナポリのポピュラー音楽
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≪オ・ソーレ・ミオ≫だけじゃない
戦後ナポリに花開いた多様な音楽空間
戦後復興と繁栄、伝統の再発見、大地震、裏社会、若者たちの氾濫――激動の歴史の中で同時代の社会問題や音楽的潮流と向き合い、独自の音楽表現を開花させたアーティストたち。都市と音楽をめぐる大いなる物語。
●著者紹介
近藤直樹(こんどう なおき)
同志社大学文学部(美学及び芸術学専攻)卒業。
京都大学大学院文学研究科(イタリア文学専攻)博士後期課程満期退学。現在、京都外国語大学外国語学部イタリア語学科教授。専門はナポリ文化史。
●主な内容
序章 カンツォーネ・ナポレターナという神話とその影
1 カンツォーネ・ナポレターナ小史
2 本書の構成
第一章 戦後のカンツォーネのはじまり
1 空襲とサンタ・キアーラ
2 戦争は終わったか?――闇市の物語
3 戦後の女たち
第二章 二重の音楽祭
1 サンレモ音楽祭
2 ナポリ音楽祭
第三章 踊る、語る、ナポレターナ
1 リズム音楽が残したもの
2 レナート・カロソーネ
3 ロベルト・ムーロロとナポレターナの「伝統」
第四章 黒いナポリ
1 ロックンロールからビートへ
2 「黒いタンムリアータ」の子供たち
第五章 フォークをめぐる二つの表現
1 イタリアのフォーク・リバイバル
2 NCCPとナポリの音楽文化
3 エ・ツェーツィ、周縁の回復
第六章 中心の周縁化と裏社会の歌
1 ナポレターナの神話の終わり
2 裏社会の歌のリバイバル
3 「裏社会の歌」という伝統の再生
4 カモッラと「違法性」をめぐる言説
第七章 地中海のブルース
1 音楽と運動
2 ナポリのブルース
3 ナポリと大きな夢
第八章 アイドル歌謡と郊外の中心化
1 退潮の時代
2 退潮の境目とナポリ歌謡
3 郊外と中心の関係
第九章 ポッセの言語と音楽的伝統
1 ポッセとローカリティ
2 ナポリのポッセ
終章 その後のナポリの歌
1 古典期のナポレターナへの注目
2 ナプレズ・パワーの後継者たち
3 第三勢力「ネオメロディチ」
あとがき
アーティストおよびその楽曲の索引
その他の人名・アーティスト名索引
参考文献
引用楽曲一覧
ディスクガイド
商品詳細
発売日 |
2024/1/31 |
サイズ |
A5 |
ISBN |
9784779517785 |
楽器 |
書籍 |
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