道和書院
チェロの100年史 1740~1840年の技法と演奏実践
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■内容紹介
伴奏のための楽器から、重要なソロ(独奏)楽器へ――
チェロが、現在のチェロとなるまでの
波乱万丈の物語。
ボッケリーニ、デュポール兄弟など
名手たちがこの楽器で成し遂げた革命、
演奏習慣の変化など、
この楽器の歴史の最も重要な100年を詳細に描きます。
譜例、図版多数。索引つき。
原書: Valerie Walden, 1998, One Hundred Years of Violoncello: A History of Technique and Performance Practice, 1740-1840, Cambridge University Press.
*推薦
鈴木秀美氏「チェロ奏者・教育者には必読の書」
懸田貴嗣氏「バロック以降のチェロと奏法の歴史が見事に整理された名著」
河野文昭氏「音楽表現の本質についても深く考えさせられる」
*5月15日よりショップにて予約受付開始
■目次
〈抜粋〉
第1章 チェロ奏者と演奏流派
イタリア、フランス、英国、オーストリア、ドイツ、東欧
第2章 ヴィオロンチェロ、弓、記譜法の発達
第3章 弓の持ち方と楽器の構え方
アンダーハンドとオーバーハンド、独奏と伴奏、左手の置き方、親指ポジション
第4章 フィンガリング技法の発達
1785年以前の親指を使わないフィンガリング、親指ポジション
第5章 ボウイングの方法とその実践
ダウンボウ、デタッシェ、スラー、アルペジオ、バトリ、ブリジュア、バリオラージュ、オンデッジアンド、ピケ、ポルタート、スタッカート、マルテレ、ソティエ、スラー・トレモロ、ダブルストップ、複数弦コード
第6章 特殊効果
ダイナミクス、ハーモニクス、ピッツィカート、スコルダトゥーラ、コン・ソルディーノ、スル・ポンティチェロ、オンデュレ、ヴィブラート、ポルタメント
第7章 装飾音のきまり
トリル、連続シェイク、アッポジャトゥーラ、モルデント、ターン、即興演奏
第8章 伴奏の奥義
リズム、拍節、テンポの統制、装飾音、和声に関する規則、レチタティーヴォの伴奏
第9章 美学とスタイルの諸要素
「よい」音楽の目的、どうやって「よい」音楽を実現するか
■著者・訳者紹介
ヴァレリー・ウォルデン(Valerie Walden)
ニュージーランドのオークランド大学より音楽学の博士号を取得。現在、米国カリフォルニア州のセコイア・カレッジのチェロ教師。独奏・室内楽・管弦楽などで活発に演奏活動を続けている。『ニュー・グローブ音楽辞典』で32項目を執筆、専門誌に多数の記事を執筆。
松田健(Takeshi Matsuda)
関西外国語大学教授(社会学)。著書に『テキスト現代社会学』(ミネルヴァ書房)、訳書にウィリアム・ウェーバー著『音楽テイストの大転換』(法政大学出版会)など。チェロを山口香子、竹内良治、Marion Davies、Leopold Teraspulsky、Eric Bartlettに師事、バロックチェロを懸田貴嗣に師事。1990年代前半に米国マサチューセッツ大学アマースト校のPerforming Arts Divisionでチェロ講師を務めた。
商品詳細
発売日 |
2020/5/20 |
ページ数 |
412 |
ISBN |
9784810530032 |
楽器 |
書籍 |
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