㈱リットーミュージック
VOICE OF BLUE 舞台上で繰り広げられた真実のジャズ史をたどる旅
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内 容 ジャズの面白さを再発見! ニューヨークの演奏現場から明かすリアルなジャズ史 ニューヨークを拠点に活動し、ジャコ・パストリアスやスタンリー・タレンタインなどとの共演で経験を重ね、ウェイン・ショーターを迎えたCDを米国キャピトル/ブルーノートのマンハッタン・レーベルからリリースしている実力派ギタリスト、高内春彦(HARU)がミュージシャンの視点からジャズの歴史を語る書籍です。ギル・エヴァンスに習ったモード・ジャズの実際、ポール・モチアンが明かした民族と音楽性の関係、ジョー・ザヴィヌルが求めた東アジアの音楽文化、ジョージ・ベンソンが語った人種差別の実態・・・・・・などなど、長年にわたってNYのジャズ・シーンを肌で感じて暮らしてきた著者だからこそ書ける“リアル”なエピソードが盛りだくさん。ジャズの素晴らしさ、カッコ良さを改めて感じることのできる、ジャズ・ファン必携の一冊です! 【CONTENTS】 第1章 デューク・エリントンの遺産 ◆デューク・エリントン=ジャズの伝統 ◆スミソニアン博物館のデューク・エリントン ◆エリントンの功績 ◆ビリー・ストレイホーンとエリントン ◆「エリントン派」の作曲家たち ◆エリントン・チェンジ ◆オーケストラ・アレンジの特徴 ◆スウィング時代の各バンドの特徴 ◆モンクもオーネットもエリントン派 ◆スウィング時代のピアノ・スタイル ◆メインストリームとストレートアヘッド 第2章 ビバップの時代 ◆コンボ・スタイルの誕生 ◆ビバップの語源 ◆ビバップの方法論 ◆同時多発したビバップ ◆ビバップはジャズの伝統を破壊したか? ◆自由なテンポによる音楽表現の広がり ◆マックス・ローチによるドラム・セットの開発 ◆スタンダードとジャズ・チューン ◆ポスト・ビバップの楽器編成 ◆作曲できるジャズマンの台頭 ◆熱くならないジャズの誕生 ◆クール⇔ファンキー!? ◆西海岸ジャズの流行 ◆ポスト・ビバップにおけるピアノ・スタイルの変遷 ◆究極のビバップ=「ジャイアント・ステップス」 ◆「ジャイアント・ステップス」の成り立ち ◆コルトレーンの作曲法の秘密 ◆コルトレーンによるソロのライン(アドリブ)の革命 ◆シーツ・オブ・サウンドの実際 第3章 モードの真実 ◆マイルス・デイヴィスとギル・エヴァンスの共同作業 ◆ギル・エヴァンス ◆モードのコンセプトとは? ◆印象派とは? ◆ギル・エヴァンス先生のレッスン ◆マイルスとギルのモード ◆ジョン・コルトレーンのモード ◆マイルスとコルトレーンの比較(ドラマー編) ◆マイルスとコルトレーンの比較(ピアニスト編) ◆音階としての「モード」 ◆モード・ジャズの構造的な特徴 ◆メモリー帳 ◆ポップスやロックへの影響 ◆モード・ジャズからの理論的な革新 ◆マイルスのジーンズ ◆新しさを外部に求める時代へ 第4章 エスニシティとジャズ ◆民族、文化の融合でジャズは生まれた ◆ブルース、ゴスペル、スウィング ◆アフロ・キューバン ◆ストレート8thとボサ・ノヴァ ◆アフリカン・アメリカン・ミュージック ◆ソウルフード/ヨーロッパとジャズ、その輸出と逆輸入 ◆ユダヤ系ミュージシャンとアラブ系ミュージシャン ◆民族楽器の導入 ◆サルサ ◆さらに新しいエスニシティ、回帰? ◆新たな黒人カルチャー ◆母国語と音楽 第5章 ロックとジャズ ◆ジャズから生まれたロック ◆アメリカン・ポップスの源流はスウィング ◆ストレート8thの追求と発展 ◆ジャズ・ロックの楽器の変化 ◆ジャズ・ロックと現代のジャム・バンド ◆コンテンポラリー・ジャズ・シーンの多様化とその始まり ◆シンセと編集による新しい音 ◆ジャズ・フュージョン/ファンクの時代のストレートアヘッド ◆クロスオーヴァーからフュージョンな時代 ◆1980年代フュージョンの楽器的変化 ◆フュージョンのバンド編成とレコーディング事情 ◆現代ジャズへの着地点 第6章 米国ジャズ界の現状 ◆メニューが出揃った現在のジャズ・シーン ◆What’s New About Drummers ◆Revenge Of The Acoustic Players ◆Jazz Guitar Players Today ◆ジャズ・シーンに対する日本の貢献 ◆Keyboardists ◆Piano Players ◆Saxophone Players ◆Roy and Doc(tp) ◆アメリカ内でのジャズ文化の違い ◆外国人で溢れるNY ◆Jazz City ◆最後に僕のこと 著者 プロフィール 高内 春彦(たかうち はるひこ) 1954年8月5日、栃木県宇都宮市生まれ。6歳からピアノ、15歳からギターを始める。18歳から渡辺香津美氏に師事。東京造形大学美術科で油絵と版画を専攻。大学卒業後の80年にジャズを志し渡米。ニューヨークで自己のバンドやサイドマンとして活動する傍ら、84年にはマイク・スターン、ジェフ・アンドリュース、ジャコ・パストリアス、ボビー・ブルーム、ヴィクター・ベイリー、レニ・スターンなどとともに55barで定期的にセッションを開始。90?91年にNHK/BBCの『銀河宇宙オデッセイ』などの音楽を担当し、作曲家、プロデューサーとしても活動をしている。92年にはキャピトル/ブルーノートのマンハッタン・レーベルから『A Galactic Age』をリリースし、全米、全欧デビュー。2001年にニューヨークの自宅がテロの被害を受け帰国。以後アメリカと日本を行き来しながら活動している。
商品詳細
発売日
2017/4/20
ページ数
296
ISBN
9784845626687
楽器
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