㈱リットーミュージック
きっとあなたは、あの本が好き。連想でつながる読書ガイド
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内 容 10人の作家・翻訳家・書評家が、とっておきの本を紹介する読書ガイドが登場! 『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』の翻訳で知られる都甲幸治を中心に、芥川賞作家や翻訳家、書評家たちが集まって、ヨーロッパやアメリカから日本まで、不朽の名作からベストセラーまで、縦横無尽に語り尽くします。共通点は、読んで面白かったこと、という一点のみ。トールキンなんかのファンタジーからホームズものなどのミステリー、それから、日本近代文学の王者、谷崎潤一郎や太宰治まで。伊坂幸太郎の青春や『不思議の国のアリス』の少女ワールド、そして江國香織から村上春樹まで。大島弓子や萩尾望都についても熱く語ります。 【CONTENTS】 ■1 村上春樹が気になる人に 現代日本からアジア、アメリカへ 都甲幸治・武田将明・藤井光 《登場作家》 村上春樹/古井由吉/カズオ・イシグロ/イーユン・リー/高橋源一郎/レイモンド・カーヴァー/中上健次など ■2 ルイス・キャロルが気になる人に あえて男だらけでアリスを読む 都甲幸治・武田将明・藤井光 《登場作家》ルイス・キャロル/嶽本野ばら/アンジェラ・カーター/スティーヴン・ミルハウザー/トルーマン・カポーティなど ■3 大島弓子が気になる人に 文化系女子の流れ 都甲幸治・藤野可織・朝吹真理子 《登場作家》大島弓子/萩尾望都/ミランダ・ジュライ/中原昌也/ケリー・リンクなど ■4 谷崎潤一郎が気になる人に 禁断の愛いろいろ 都甲幸治・藤野可織・朝吹真理子 《登場作家》谷崎潤一郎/ウラジーミル・ナボコフ/三島由紀夫/江國香織/オスカー・ワイルドなど ■5 コナン・ドイルが気になる人に 小説のなかにあるたくさんの「謎」 都甲幸治・和田忠彦・石井千湖 《登場作家》コナン・ドイル/伊藤計劃/レイモンド・チャンドラー/田中小実昌/トマス・ピンチョン/ウンベルト・エーコなど ■6 J・R・R・トールキンが気になる人に ファンタジー初めの一歩 都甲幸治・阿部賢一・岡和田晃 《登場作家》J・R・R・トールキン/C・S・ルイス/ミハル・アイヴァス/ロード・ダンセイニ/ル=グウィン/ラブクラフト/ジュノ・ディアスなど ■7 伊坂幸太郎が気になる人に 映画化されたベストセラー 都甲幸治・阿部賢一・江南亜美子 《登場作家》伊坂幸太郎/ハニフ・クレイシ/アーヴィン・ウェルシュ/ウィリアム・バロウズ/チャック・パラニューク/カズオ・イシグロなど ■8 太宰治が気になる人に ダメ人間の生態 都甲幸治・阿部賢一・江南亜美子 《登場作家》太宰治/又吉直樹/タオ・リン/ジャン・コクトー/チャールズ・ブコウスキーなど 著者 プロフィール 都甲 幸治(とこう こうじ) 1969年福岡県生まれ。翻訳家、早稲田大学文学学術院教授。著書に『狂喜の読み屋』(共和国)、『生き延びるための世界文学』、『21世紀の世界文学30冊を読む』(以上、新潮社)、『偽アメリカ文学の誕生』(水声社)、訳書にジュノ・ディアス『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』(共訳、新潮社)、スコット・フィッツジェラルド『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(イースト・プレス)などがある。 武田 将明(たけだ まさあき) 1974年東京都生まれ。イギリス文学研究者、東京大学大学院総合文化研究科准教授。共著書に『「ガリヴァー旅行記」徹底注釈』(岩波書店)、『名誉革命とイギリス文学』(春風社)、訳書にハニフ・クレイシ『言葉と爆弾』(法政大学出版局)、ダニエル・デフォー『ロビンソン・クルーソー』(河出文庫)などがある。 藤井 光(ふじい ひかる) 1980年大阪府生まれ。翻訳家、同志社大学文学部英文学科准教授。著書にOutside, America (Bloomsbury Academic)、訳書にサルバドール・プラセンシア『紙の民』(白水社)、ダニエル・アラルコン『ロスト・シティ・レディオ』(新潮社)、ロレンス・ダレル『アヴィニョン五重奏』(河出書房新社)などがある。 藤野 可織(ふじの かおり) 1980年京都府生まれ。小説家。2006年「いやしい鳥」(文藝春秋)で第103回文學界新人賞、2013年「爪と目」(新潮社)で第149回芥川賞、2014年『おはなしして子ちゃん』(講談社)で第2回フラウ文芸大賞。他の著書に『パトロネ』(集英社)、『ぼくは』(フレーベル館)、『ファイナルガール』(扶桑社)、『木幡狐』(絵=水沢そら、講談社)などがある。 朝吹 真理子(あさぶき まりこ) 1984年東京都生まれ。小説家。2009年、『流跡』でデビュー。2010年、同作でドゥマゴ文学賞を最年少受賞。2011年、『きことわ』(どちらも新潮社)で第144回芥川賞を受賞した。2012年、国東半島アートプロジェクト『いりくちでくち』(飴屋法水ほか)ではテクストを担当した。 和田 忠彦(わだ ただひこ) 1952年長野県生まれ。翻訳家。東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授。著書に『ヴェネツィア 水の夢』(筑摩書房)、『声、意味ではなく』(平凡社)、『ファシズム、そして』(水声社)など。訳書に、カルヴィーノ『パロマ―』『むずかしい愛』、タブッキ『夢のなかの夢』、ウンベルト・エーコ『小説の森散策』(いずれも岩波文庫)など多数。 石井 千湖(いしい ちこ) 1973年佐賀県生まれ。書評家、ライター。大学卒業後、書店員を経て、現在は書評と著者インタビューを中心に活動。執筆媒体に「読売新聞」「産経新聞」「週刊新潮」「小説新潮」「ジェイノベル」などがある。情報サイトAll About「話題の本」ガイドや、Twitter文学賞の事務局などもつとめている。 阿部 賢一(あべ けんいち) 1972年東京都生まれ。立教大学准教授。著書に『複数形のプラハ』(人文書院)、『バッカナリア 酒と文学の饗宴』(共編、成文社)、訳書にミハル・アイヴァス『黄金時代』(河出書房新社)、パトリク・オウジェドニーク『エウロペアナ 二〇世紀史概説』(共訳、白水社、第1回日本翻訳大賞受賞)などがある。 岡和田 晃(おかわだ あきら) 1981年北海道生まれ。批評家、共愛学園前橋国際大学非常勤講師。著書に『「世界内戦」とわずかな希望』(アトリエサード)、『向井豊昭の闘争』(未來社)、編著に『北の想像力』(寿郎社、第35回日本SF大賞最終候補)など。『ダンジョンズ&ドラゴンズ』(ホビージャパン)シリーズをはじめファンタジーやRPG関連の翻訳・リプレイ小説の執筆多数。 江南 亜美子(えなみ あきこ) 1975年大阪府生まれ。書評家、近畿大学非常勤講師。女性ファッション誌、文芸誌、新聞などの媒体で、数多くの書評や作家インタビューを手がける。構成を担当したものに宮本輝×吉本ばなな『人生の道しるべ』(集英社)、ヤマザキマリ『男性論 ECCE HOMO』(文春新書)など。共著に『日本文学にみる純愛百選』(早美出版社)。
商品詳細
発売日
2016/1/25
ページ数
256
ISBN
9784845627493
楽器
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