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山田耕筰 交響詩《暗い扉》

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山田耕筰 交響詩《暗い扉》

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商品コード: HCS-007
・内容:ミニチュアスコア
・B5判
・32ページ
・発売日:2017年6月7日

解説
交響詩《暗い扉》は、楽劇《堕ちたる天女》完成後の1913年の春から構想し、3月24日から25日の間にピアノ・スケッチを書き上げた。さらに、姉妹作品ともいえる交響詩《曼陀羅の華》もほぼ同時に着想したが、こちらは7月18日にピアノ・スケッチを完成させている。総譜の完成は自伝によれば同年10月13日となっている。その約1ヶ月後の11月20日には《曼陀羅の華》の総譜も仕上げられた。
山田耕筰がベルリン高等音楽院を出てから最初に手がけた作品であり、音楽院で叩き込まれたアカデミックな音楽から山田独自の語法に向かった最初の作品でもある。1年前の1912年に書き上げた交響曲《かちどきと平和》で見せた古典派からロマン派初期の作風はそこにはなく、山田自身がベルリンの街で吸収し、自分の糧とした当時最新の音楽への彼ならではのアプローチが見られる。
すなわち、増和音や減和音の多用、明と暗、静と動のめまぐるしい交錯など、後の山田作品の特徴のほとんどが本作には登場しており、山田耕筰の創作における大きな一歩が本作によって踏み出されたと言っても過言ではないだろう。
(校訂:久松義恭)
?本書掲載文より一部抜粋

収載曲

[1] 交響詩《暗い扉》
  作曲: 山田耕筰
  編成: ミニチュアスコア

商品詳細

発売日 2017/6/20
サイズ B5
ISBN 9784865442267
楽器 スコア
1 / 8