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日本チェンバロ協会年報 2020 第4号 特集 音律をめぐって

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日本チェンバロ協会年報 2020 第4号 特集 音律をめぐって

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すべてのチェンバロ演奏家・研究者・愛好家のために──
日本のチェンバロ研究の最前線を伝える唯一のジャーナル。
第4号では演奏家、調律師、研究者にとってひとしく大きな問題である「調律/音律」を特集。
冒頭には「チェンバロの日!2019」でおこなわれた栞形亜樹子、藤原一弘、横田誠三の三氏による座談会(司会:大塚直哉)を再録し、鍵盤楽器と調律の関係を考えます。
また、フランスの数学者ソーヴールが考察した43分割音律(中川岳)、フレスコバルディによる平均律観(大岩みどり)についての研究論文をとおして、音律の奥深い世界を学びます。
加えて、従来さまざまに論議されながら決定的な結論にはいたらなかったイギリスの初期鍵盤音楽の装飾音にかんする意欲的な論文(平林朝子)も掲載しました。

その他、書評、楽譜紹介、アトリエ訪問、海外レポート、会員の録音物紹介など、チェンバロやフォルテピアノにかんする最新の研究・情報を満載した充実の内容となっています。

CONTENTS
第4号の刊行によせて(副会長・年報編集委員長:岡田龍之介)

特集 音律をめぐって
座談会 鍵盤楽器の発展と調律(登壇者:栞形亜樹子・藤原一弘・横田誠三/司会:大塚直哉)

研究論文
イギリス・ヴァージナル音楽における装飾法の新解釈(平林朝子)
ソーヴールの43分割音律とその適用(中川岳)
作品と音律の関係についての一考察──フレスコバルディはなぜバルベリーニ枢機卿に平均律を推奨したのか(大岩みどり)

書評・書籍紹介
J.-Ph.ラモー著/伊藤友計訳『自然の諸原理に還元された和声論』(音楽之友社、2018)(安川智子)
R.カークパトリック著/原田宏司監訳/門野良典訳『ドメニコ・スカルラッティ』(音楽之友社、2018)(平野智美)
西田紘子ほか著『ハーモニー探究の歴史』(音楽之友社、2019)(川井博之)

楽譜紹介
18世紀のローマ・ナポリ楽派による作品集──チェンバロのための17の珍しい作品集(渡邊孝)

アトリエを訪ねて4 伊藤福一

海外レポート
ニューヨーク便り(法月里野)
アルゼンチン記(吉見伊代)

会員録音物紹介
渡邊孝ほか『ポルタ・マーニャ/チェロ・ソナタ集』
荒木紅ほか『ヨーゼフ・エルスネル/室内楽全集』
山名朋子・山名敏之『シューベルト/フォルテピアノによる4手連弾作品全集 第1巻 エキゾティシズムと対位法』
栞形亜樹子『ルイ・クープラン/クラヴサン曲集』
鈴木理賀『J.S.バッハ/パルティータ[全曲]』

日本チェンバロ協会活動報告(2019年度)
日本チェンバロ協会会則
日本チェンバロ協会「年報」規定
日本チェンバロ協会「年報」投稿規定
日本チェンバロ協会 2019年度年報編集委員
日本チェンバロ協会 2019年度役員・運営委員
編集後記

商品詳細

発売日 2020/5/31
ページ数 156
ISBN 9784865592238
楽器 書籍