こんにちは!ちいぱんです。
今回は実践フレーズ第5弾!
今回はベースの異弦同音と奏法のテクニックについてご紹介したいと思います!
ぜひ参考になれば幸いです♪
解説・演奏・動画制作/ちいぱん
◆この記事で学べること
・異弦同音
■ 異弦同音
まず異弦同音とは、名前の通り“異なる弦の同じ音”という意味で、弦楽器では異なる弦でも同じ音を出すことができます。
例を上げると、3弦3フレットは4弦8フレットと同じCの音が出せます。
3弦の開放弦は4弦の5フレットと同じAの音が出せます。
こういった感じでベースの指板上には同じ音がいくつか存在しています。
では実際に異弦同音をフレーズで弾いてみましょう!
■ 異弦同音を使ったフレーズ
わかりやすいように同じフレーズを繰り返してみましたが、1つ目の動画のほうは1・2弦をメインに弾いているので、音に軽やかなイメージが出ているかと思います。
逆に2つ目の動画は3・4弦を使い弾いているため、音圧が強くなり、しっかりとしたイメージの音になるかと思います。
そして実際に弾いてみると、自分の好みや弾きやすさも出てくるかと思います。
異弦同音を知っておくと自分の弾きやすいポジションで演奏したり、こうして音のニュアンスも変化させたりすることができるので、ぜひ指板をさぐりながら音の位置関係を確認してみてください!
■ 奏法テクニック:ダブルストップ
ベースは単音で演奏しますが、2本の弦を同時に弾く奏法があり、これをダブルストップと言います。
1・2弦のハイポジションを使用して弾くことが多いです。
まず覚えやすいのがこちらのポジションで、隣り合う弦の同じフレットを押さえます。
1弦がルート、2弦が5度の音を押さえています。
次にこちらで、1フレット違いで先程と同じポジションを押さえます。2弦がルート、1弦が長3度を押さえています。
他にも押さえるポジションはありますが、今回はこちらの2つを使って実際に弾いてみましょう!
■ ダブルストップを弾いてみよう
まず左手で弦を押さえる際は1本の指ですべて行なうか、薬指と小指など2つの指で行なうか、押さえやすいほうを選んでみてください。
右手は弾く弦を同時に押さえる際、使いやすい指で良いかと思います。私は人差指と親指で弾くことが多いです。
1つ目のフレーズは、まず初めに開放弦を弾いたあと、中指で12弦2フレットをめざし、その後薬指を着地させて2つの弦を押さえています。
2小節目や4小節目の後半で指板を移動する際は、指の形はそのままに移動させてみましょう。
移動しながらもしっかりとフレットを押さえるのが、音をキレイに鳴らすポイントです。
2つ目のフレーズはダブルストップのポジションが切り替わっています。
2弦12フレットを押さえる中指はそのままで、薬指と小指で1弦を交互に弾き、音を切り替える形になります。
このとき中指を離さないように気をつけながら他の指もしっかりと押さえることで、キレイに音が鳴らせるかと思います。
また、右手を弾く際も、2本の弦の音が均等に鳴らせるように練習してみてください。
【終わりに】
今回の実践フレーズは以上になります。
異弦同音は覚えることで自身の演奏の幅が広がると思いますし、ダブルストップは花形的な奏法になるかと思います!
ぜひどちらも練習して取り入れてみてください。参考にされば幸いです。
ありがとうございました!
■イベント情報
ちいこい♥ LOVE LIVE
開催日:2024年12月7日(土)
場所:Live space マリールー
・1部 ベース演奏ライブ
OPEN:16:10 / START : 16:30
・2部 クリスマスアコースティックライブ
OPEN : 19:10 / START : 19:30
TICKET : 1部 ¥4000+ドリンク代 / 2部 ¥4000+ドリンク代
◆著者プロフィール◆
ちいぱん
10月9日生まれのベーシスト。動画投稿を中心に演奏活動を行う。
2019年Bacchusよりシグネチャーモデルを発売し、自身の教則本も出版する。
現在YouTubeのチャンネル登録者数は14万人を数え、2022年には活動10周年を迎える。
◆Information◆
『ちいぱんと始めよう! 初めてのエレキベース』
(発行:ドレミ楽譜出版社)
エレキベース初心者に必要な基礎知識や必須テクニックを、
動画と書籍でわかりやすくレクチャー。
動画と連動した課題曲や撮り下ろしグラビアなども掲載。
楽器店やネット通販などから好評発売中。
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