低音の魅力に触れよう!ちいぱんの楽しく弾けるエレキベース入門  #10[実践編]ベースを彩る音作り!エフェクターについて【produced by Go! Go! GUITAR】

低音の魅力に触れよう!ちいぱんの楽しく弾けるエレキベース入門  #10[実践編]ベースを彩る音作り!エフェクターについて【produced by Go! Go! GUITAR】


みなさんこんにちは!
ちいぱんです。

前回まではベースの実践的なものをご紹介していましたが、 今回はベースを彩る音作り!
エフェクターについてご紹介できたらと思います。

エフェクターの種類や選び方など、始めてエフェクターを使用する方向けにお話しできたらと思います!

解説・演奏・動画制作/ちいぱん

 

この記事で学べること

まず初めに、エフェクターとは?

ちいぱんオススメ! エフェクター

エフェクターを使った演奏例

 

 

■ まず初めに、エフェクターとは?

 

エフェクターとは楽器の音色を変化させるための機材で、種類もたくさん存在します。

ジャンルを例としていくつか上げると

◎歪み系・・・ファズ、ディストーションなど
◎フィルター系・・・プリアンプ、ワウ
◎ダイナミクス系・・・コンプレッサー

などがあり、この他にも多数存在します。
同じジャンルのエフェクターでも、メーカーによって特徴が違ったりもします。なので、実際にいろいろ試して弾いてみるのもオススメです。

エフェクターを使用することで、音の存在感を強めたり演奏の幅も広げることができるので、欲しい音によって選んでみると良いかと思います。

 

 

■ ちいぱんオススメ!エフェクター

 

ジャンルや種類がたくさんあるのはわかったけど、まず初めに何を買ったら良いのだろう? という方へオススメなエフェクターをご紹介します。

 

「プリアンプ」

 

プリアンプとはアンプの前段階というイメージで、楽器から送られてきた信号をスピーカなどに出力する前に、音量や音質を好きなように調整することができるエフェクターです。
音作りの中心となってくるものなので、初めて買うならまずプリアンプ!といった印象です。

私が使用しているプリアンプは

SansAmp Bass Driver DI

低音の魅力に触れよう!ちいぱんの楽しく弾けるエレキベース入門  #10[実践編]ベースを彩る音作り!エフェクターについて【produced by Go! Go! GUITAR】01

 

MXR Bass D.I.

低音の魅力に触れよう!ちいぱんの楽しく弾けるエレキベース入門  #10[実践編]ベースを彩る音作り!エフェクターについて【produced by Go! Go! GUITAR】02

 

この2つはとても人気のエフェクターだと思います。

 

「コンプレッサー」

 

コンプレッサーとは、演奏時に音の粒を揃える役割をしてくれるエフェクターです。弾き方によって音量にバラつきが出た際に、大きい音は音量を抑え、小さな音は音量を上げてくれます。
コンプレッサーは特にスラップやピック弾きをする際にオススメのエフェクターです。

私が使用しているコンプレッサーは

EBS MultiComp

低音の魅力に触れよう!ちいぱんの楽しく弾けるエレキベース入門  #10[実践編]ベースを彩る音作り!エフェクターについて【produced by Go! Go! GUITAR】03

 

こちらも使用している方も多く、人気なエフェクターだと思います。

 

 

■ エフェクターを使った演奏例

 

実際にエフェクターを使用した演奏例をご紹介したいと思います。

まず1つ目はディストーションです。

ディストーションとは歪み系のエフェクターで、歪みのある音を出すことができます。曲全体にかける場合や、ベースソロの際に一時的に使用するなど、いろいろな場面で使用できます。

 

低音の魅力に触れよう!ちいぱんの楽しく弾けるエレキベース入門  #10[実践編]ベースを彩る音作り!エフェクターについて【produced by Go! Go! GUITAR】06

 

 

こちらの譜面はベースソロをイメージしたものになります。

まず前半は普通に演奏し、後半のフレーズの際にディストーションをかけています。
前半の部分と聴き比べるとわかるかと思いますが、このように使用することでとても迫力のある演奏をすることができ、存在感を出すことができます。

使用したエフェクターは先ほどのオススメ!エフェクターでご紹介したMXR Bass D.I.で、こちらはボタンを押してディストーションに切り替えられます。

また、音を作る際に、ブレンドのつまみは元のベースの音とどれくらい歪みを混ぜるかを調整でき、ゲインのつまみは歪みの強さを調整できます。

このような感じでいろいろつまみを調節しながら、自分の好みや出したい音を見つけていくと良いかと思います。

2つ目はワウ(オートワウ)を使用しています。

ワウとはフィルター系のエフェクターで、名前の通り「ワウ、ワウ」という音を出すことができます。

 

低音の魅力に触れよう!ちいぱんの楽しく弾けるエレキベース入門  #10[実践編]ベースを彩る音作り!エフェクターについて【produced by Go! Go! GUITAR】07

 

 

こちらは譜面全体にワウをかけていて、エフェクトはそこまで強くは設定していないかと思います。
こちらはポップな印象を感じるかと思いますが、ワウはロック、ブルース、ファンキーな曲などいろいろ使われています。

使用したエフェクターはMXR bass envelope filterです。

 

低音の魅力に触れよう!ちいぱんの楽しく弾けるエレキベース入門  #10[実践編]ベースを彩る音作り!エフェクターについて【produced by Go! Go! GUITAR】04

 

また、これら2つの演奏を録る際、オススメ!エフェクターでご紹介したEBS MultiCompも使用しています。私はコンプレッサーは常にかけっぱなしで演奏しています。

 

 

【終わりに】
 

エフェクターについて、いかがでしたでしょうか? たくさんの種類がありますが、自分の出したい音の目的に合わせて選んでゆくのが良いかと思います。

私も昔はエフェクターが全くわからずでしたが、いろいろ試していく中で好みのものを見つけることができました!

音作りはとても奥が深いので、ぜひ自分好みの音を探していってみて下さい。
今回も何か参考になれば幸いです。ありがとうございました!

 

低音の魅力に触れよう!ちいぱんの楽しく弾けるエレキベース入門  #10[実践編]ベースを彩る音作り!エフェクターについて【produced by Go! Go! GUITAR】05

著者プロフィール

ちいぱん

10月9日生まれのベーシスト。動画投稿を中心に演奏活動を行う。
2019年Bacchusよりシグネチャーモデルを発売し、自身の教則本も出版する。
現在YouTubeのチャンネル登録者数は14万人を数え、2022年には活動10周年を迎える。

Information

ドレミ出版教則本

3分で分かる! ベース演奏の基本(17)

『ちいぱんと始めよう! 初めてのエレキベース』
(発行:ドレミ楽譜出版社)

エレキベース初心者に必要な基礎知識や必須テクニックを、
動画と書籍でわかりやすくレクチャー。
動画と連動した課題曲や撮り下ろしグラビアなども掲載。
楽器店やネット通販などから好評発売中。

 

本連載の一覧を見る →


この記事を読んだ人におすすめの商品