みなさんこんにちは!
ちいぱんです。
前回の記事ではエフェクターとは何か、どういったときに使用するのか、種類は何があるのか…など、エフェクターの基本的な部分をご紹介させていただきました。
そして今回は音作りを詳しく深掘り!
主にエフェクターのセッティングについてお話できたらと思います。
解説・演奏・動画制作/ちいぱん
◆この記事で学べること
■ エフェクターをセッティングする前に
エフェクターの音をセッティングしたいけど、つまみがたくさん! どこをどう回したらいいのかわからない!
私もはじめはそんな感じでしたので、まずはつまみの種類をご紹介できたらと思います。
代表的なものとして、サンズアンプのつまみを例として上げさせていただきます。
◎LEVEL(レベル)・・・ボリュームの調整
◎BLEND(ブレンド)・・・エフェクト音と原音の混ぜ具合の調整
◎TREBLE (トレブル)・・・高音域の調整/音の輪郭を作る
◎DRIVE(ドライブ)・・・歪みの量の調整/歪みのある音になる
◎BASS (ベース)・・・低音域の調整/太いサウンドになる
◎PRESENCE (プレゼンス)・・・TREBLEよりさらに高音域の調整/サウンドにエッジを効かせる
上記写真のものにはありませんが、新バージョンのサンズアンプにはこちらも追加されています!
◎MID (ミドル)・・・中音域の調整/音の抜け感を良くする
MIDを低めに設定するとドンシャリ系の音が作れると思います。中音域を下げる→低音域と高音域が強調される→ドン、シャリ!といったイメージです。
人気のある音作りかと思いますが、中音域を下げすぎると音に抜け感がなくなったり、1音1音が聴き取りにくなってしまう場合があるので、その際はBASSやTREBLEを上げつつ調整してみるのも良いかと思います。
このような感じで自分の求める音を探していきましょう!
■ エフェクターセッティング例
各コントロールの役割がわかったところで、セッティングをしてみたいと思います。こちらでもサンズアンプを例として使わせていただきます。
この他にもたくさんのセッティングがありますが、わかりやすい音2つを例として上げてみました。
①歪みと太さのあるセッティング
②クリーンで柔らかなセッティング
歪みや太さのある音はDRIVEやBASSを上げ気味にしています。ですが、上げすぎるとモコモコとした音になってしまうので注意。
その場合、PRESENCEなどの高音も上げて調節すると良いかなと思いました。また、柔らかな音を作りたいときは、あまりキンキンさせたくないのでPRESENCEなどの高音を下げ気味、DRIVEも下げ気味にしてみました。
このあたりは最終的には好みになるかと思うので、ぜひ自分に合ったセッティングに調整してみてください!
また、バンドで演奏する際は、曲やジャンルに合わせて馴染む音作りを考えていくのも大切かと思います。
■ セッティングで弾いてみよう
では先程セッティングした例で実際に弾いてみましょう!
歪み系のフレーズ
クリーン系のフレーズ
弾き比べてみていかがでしょうか? 歪みのある音はグイグイ迫力のある印象で、最後のフレーズは音のズッシリ感が出せるかなと思います。
また、クリーン系は聴きやすく心地よい印象かなと思い、ハンマリングやプリングなど細かいフレーズを入れてみました。
それぞれの譜面を入れ替えて弾いてみたり、ピック、指弾きと変えて弾いてみたりすると、より音の違いを感じられるかもしれません。
【終わりに】
エフェクターについて、いかがでしたでしょうか? 音作りに正解はないので、ぜひいろいろと試しながら自分の好みの音を作っていってみてください。きっと素敵な演奏に繋がっていきますよ!
今回もありがとうございました!
◆著者プロフィール◆
ちいぱん
10月9日生まれのベーシスト。
動画投稿を中心に演奏活動を始め、現在はライブやイベントなどでも活躍中。
2019年Bacchusよりシグネチャーモデルが発売され、自身の教則本も発売。
現在YouTubeのチャンネル登録者数は14万人を超え、最近ではショート動画の投稿も行い注目を集めている。
◆Information◆
『ちいぱんと始めよう! 初めてのエレキベース』
(発行:ドレミ楽譜出版社)
エレキベース初心者に必要な基礎知識や必須テクニックを、動画と書籍でわかりやすくレクチャー。
動画と連動した課題曲や撮り下ろしグラビアなども掲載。
楽器店やネット通販などから好評発売中。
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