音楽の世界に足を踏み入れるにあたり、最初のステップは楽譜の読み方を理解することです。楽譜は音楽の言語であり、その記号や表現は演奏者が楽曲を理解し、表現をする手助けをしてくれます。
本シリーズでは、初めて楽譜に触れる方にも、既に演奏経験のある方にもわかりやすいよう、音符やリズム、様々な記号や用語に焦点を当て楽譜の読み方を解説していきます。
第2回は、音符と休符について。前回の「音名と五線譜」で学んだとおり、音符は楽譜上で音の高さを表しますが、数種類の音符や休符を使い分けることで音を出す長さ、音を止めるタイミング、リズムを表すことができます。ここでは代表的な音符と休符をご紹介します。
音符
音符の構成
音符は、楽譜上で音の長さや高さを表すための記号です。たま(符頭)、ぼう(符幹)、はた(符尾)3つの部分で構成されますが、音符の種類によって"はた"がない音符、"はた"と"ぼう"がない音符、"たま"が白抜きの音符もあります。
音符の種類
音符の基本となるのは全音符です。全音符を2分したものが2分音符、4分したものが4分音符、8分したものが8分音符、16分したものが16分音符です。(長さの基本は4分音符=1拍)
音符の横に点が付いていることがありますが、これは符点と呼び、符点が付いた音符を付点音符と呼びます。付点音符は元の音符の長さの1.5倍の長さで演奏します。付点2分音符の場合、2分音符+4分音符の長さをカウントしましょう。
なお、8分音符が2個続くときは♫、16分音符が2個続くときは♬のように"はた"の部分を横線に代えて音符をつなげます。
休符
休符の種類
休符は音を発音しない場所に使う記号です。音符と同じように長さがあり、4分音符と同じ長さだけ休む休符を4分休符、2分音符と同じ長さは2分休符、全音符と同じ長さは全休符となります。
音符の計算をやってみよう!
【例題】
音符や休符の足し算と引き算をしてみましょう!答えは1個の音符または休符で答えてください。
答えはスクロール後
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【答え】
何問正解できましたか?はじめは難しく感じても、繰り返し練習することでいつの間にか覚えてしまいますので、ぜひ何度もチャレンジしてみてください!
次回は「拍子記号とテンポ」について解説します。
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