アングロ・ミュージック社

スパーク:天と地が動くとき(自作主題による協奏的変奏曲): スコアとパート譜セット 【輸入:吹奏楽】

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アングロ・ミュージック社

スパーク:天と地が動くとき(自作主題による協奏的変奏曲): スコアとパート譜セット 【輸入:吹奏楽】

Moving Heaven and Earth: Score & Parts
スパーク, Philip
SPARKE, Philip

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 国際的に活躍するイギリスの作曲家スパークが、アメリカのネヴァダ州ラスヴェガスのクラーク・カウンティ学区の委嘱で作曲、2012年1月に初演された作品。「自作主題による協奏的変奏曲」の副題には、実はさらに「ガブリエル・フォーレに倣ってafter Gabriel Faur」と注釈がある。これは、変奏曲の主題がスパークのオリジナルでありながら、同時にフォーレの《レクイエム》の中の〈われを解き放ちたまえLibera me〉、特にその18小節目からの和声の反復進行に強く影響されていることによるもの。フォーレのこのフレーズは、各変奏の中にも形を変えてしばしば顔を出し、また作品のタイトルも、フォーレの当該箇所のラテン語の歌詞 “Quando cli movendi sunt et terra(天と地が震え動くそのとき)”に由来している。

 フレーズ間の音色を対比させたコラール風の主題に、4つの変奏が続く構成。「協奏的変奏曲」と銘打っているだけに、各変奏では特定の楽器のグループがフィーチャーされている。「高音木管楽器のために」と付記された第1変奏(モデラート・リトミコ)はレガートで跳躍する音型の連続が特徴。アレグロ・ヴィヴァーチェの第2変奏は「低音木管楽器のために」で、サクソフォーン・セクションとバスーン、バス・クラリネットが主役となる。第3変奏(マエストーソ)は「金管と打楽器のために」。ティンパニのソロに導かれるファンファーレとコラールのスタイルで書かれた、壮麗な音楽。そしてピッコロ&フルート、クラリネット、アルト・サクソフォーン……と各パートが順に加わる技巧的なフーガで開始される第4変奏(ヴィーヴォ)は、ベンジャミン・ブリテンの《青少年のための管弦楽入門》のフーガを連想させずにはおかない。最後はフーガから続く木管の細かいパッセージに金管が堂々と奏する主題が組み合わされ、壮大なクライマックスが築かれる。

 どの変奏もスパーク独特の親しみやすい語法がちりばめられており、技巧的ではあるものの、古典的な端正さがある。各セクションが主役となる場面が用意されているので、コンサートでは喜ばれるに違いなく、また音楽表現やアンサンブルのよい勉強にもなる秀作。中学から一般まで、幅広い層のバンドにおすすめできる。35~40名から演奏可能。

(解説:後藤洋)


Grade: 4

Performance Time: 10:10 SPARKE, PhilipMoving Heaven and Earth: Score & PartsAnglo Music Press

商品詳細

商品番号 GYW00102662
原題 Moving Heaven and Earth: Score & Parts
作曲者 SPARKE, Philip
出版社 Anglo Music Press
楽器 吹奏楽
編成 吹奏楽 スコアとパート譜セット - オリジナル作品