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RG-174 ボノンチーニ 室内嬉遊曲 第8番 ト長調 CD付
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★数奇な生涯★
ジョヴァンニ・バッティスタ・ボノンチーニは、1670年にイタリア半島のつけ根の中心あたりにあるモデナという町で音楽家一家に生まれました。父やパオロ・コロンナの薫陶を受けて早くから才能をあらわし、弱冠18歳でボローニャの聖ジョヴァンニ大聖堂の楽長に就任しました。その後ローマ、ウィーン、ベルリンを経て1720年にロンドンに招かれ、マールバラ公爵の保護を受けて、おもにオペラ作家として活躍しました。当時のイギリス人たちからはアレッサンドロ・スカルラッティに次ぐ巨匠とみなされていたそうです。
しかし、王家を後ろ盾とするヘンデルの派と激しい争いになるなか、アントニオ・ロッティの作品を自作として古楽アカデミーに提出した(つまり、まるきりの盗作を行った)との断罪を受けて、ロンドンを去らざるを得なくなりました。この事件の真相はまったく藪の中だそうです。その後、パリ、再びロンドン、そしてヴィーンにも渡り、ヴィーンで1747年に亡くなりました。数々の栄光にいろどられた彼も、最後は貧窮にあえいでいたといわれています。
★室内嬉遊曲集★
リコーダー用作品として、「ヴァイオリンまたはアルトリコーダーと通奏低音のための室内嬉遊曲集」が残されています。
★解題★
ボノンチーニの器楽作品は若いころのものがほとんどなのですが、この「室内嬉遊曲集(DIVERTIMENTI da CAMERA)」は1722年の出版で、おそらく作曲家として脂の乗り切った50歳前後のころ、ロンドンに移って間もなくに書かれた8曲から成る曲集です。このころがボノンチーニの名声の絶頂に達したころでもありました。
「嬉遊曲」というのは気晴らしのために演奏される気楽な音楽というほどの意味で、18世紀にさかんに書かれ、おもに貴族たちの食事の席や社交の場で、あるいは祝い事の折などに演奏された多楽章形式の器楽曲です。編成は大小さまざま、まったく自由で、小はピアノソロのための嬉遊曲(ハイドンなど)やピアノ連弾の曲(シューベルト)から、いくつかの楽器のアンサンブルによる室内楽形式の作品、そして大は管弦楽団による作品まで、いろいろとあります。モーツァルトは生涯のさまざまな機会に20曲ほどのすばらしい嬉遊曲を書きました。19世紀に入るとしだいに書かれなくなっていきましたが、のちに20世紀になってからバルトークやストラヴィンスキー、レナード・バーンスタインなどがこの名を冠した作品を発表しています。
もともと嬉遊曲とは室内向けの音楽なのに、ボノンチーニはさらに「室内」を表す語を加えた題としたわけですが、それ自体あまり深い意味はないと思われます。詳しくいうと「ヴァイオリンまたはフラウト(=アルトリコーダー)のための室内嬉遊曲集」で、内容的には通奏低音つきソロソナタ集とみなして全く差し支えのないものです。そして、これをチェンバロ独奏に編曲した楽譜も出版されていたことは、この作品集に対する当時の人気ぶりを証する事実だと言えるでしょう。
★解説★
緩・急・緩・急の4つの楽章。ときおり大胆な転調をみせるとともに、はやなかな演奏効果も盛り込み、すぐれた仕上がりになっています。
第1楽章はアフェットゥオーゾ(愛情深く)、4分の4拍子。やわらかな感じで進み、偽終止をたくみに用いてフレーズを長く引っ張っていく音楽作りがたくみです。特に4の和音に偽終止してクライマックスへ持っていくくだりは強い印象を残します。
第2楽章はアレグロ(快活に)、4分の3拍子で、16分音符のパッセージがはなやかな効果を上げます。後半、短調になった部分で、偽終止に転調をからめ、溜め息を吐くように嘆く瞬間の悩ましさが耳に残ります。
第3楽章はレント(ゆっくりと)、4分の3拍子で、ト短調で悲しみを歌います。6小節で突然減七の和音でドキリとさせさられます。後半に入ると一瞬変ロ長調を経てト短調、ハ短調、変ロ長調と激しく調を転じてからト短調に落ち着いていきます。
第4楽章は8分の6拍子で、発想記号はありませんが、快適な速度の曲でしょう。1小節で示された簡素なモチーフを徹底的に扱っての音楽作りはボノンチーニの独壇場です。最後は面白い拍子感の変化でおやっと思わせ、お茶目にしめくくっています。
収録内容
(1)各楽章につきモダンピッチ(A=440Hz)の伴奏
(2)各楽章につきバロックピッチ(A=415Hz)の伴奏
(3)各楽章につきリコーダーの演奏を合わせた演奏例
(4)ボーナストラックとして各楽章につき(1)と異なるテンポによる伴奏をいくつか収録
※チェンバロ伴奏演奏はすべて石田誠司(デジタルサンプリング音源使用)
ジョヴァンニ・バッティスタ・ボノンチーニは、1670年にイタリア半島のつけ根の中心あたりにあるモデナという町で音楽家一家に生まれました。父やパオロ・コロンナの薫陶を受けて早くから才能をあらわし、弱冠18歳でボローニャの聖ジョヴァンニ大聖堂の楽長に就任しました。その後ローマ、ウィーン、ベルリンを経て1720年にロンドンに招かれ、マールバラ公爵の保護を受けて、おもにオペラ作家として活躍しました。当時のイギリス人たちからはアレッサンドロ・スカルラッティに次ぐ巨匠とみなされていたそうです。
しかし、王家を後ろ盾とするヘンデルの派と激しい争いになるなか、アントニオ・ロッティの作品を自作として古楽アカデミーに提出した(つまり、まるきりの盗作を行った)との断罪を受けて、ロンドンを去らざるを得なくなりました。この事件の真相はまったく藪の中だそうです。その後、パリ、再びロンドン、そしてヴィーンにも渡り、ヴィーンで1747年に亡くなりました。数々の栄光にいろどられた彼も、最後は貧窮にあえいでいたといわれています。
★室内嬉遊曲集★
リコーダー用作品として、「ヴァイオリンまたはアルトリコーダーと通奏低音のための室内嬉遊曲集」が残されています。
★解題★
ボノンチーニの器楽作品は若いころのものがほとんどなのですが、この「室内嬉遊曲集(DIVERTIMENTI da CAMERA)」は1722年の出版で、おそらく作曲家として脂の乗り切った50歳前後のころ、ロンドンに移って間もなくに書かれた8曲から成る曲集です。このころがボノンチーニの名声の絶頂に達したころでもありました。
「嬉遊曲」というのは気晴らしのために演奏される気楽な音楽というほどの意味で、18世紀にさかんに書かれ、おもに貴族たちの食事の席や社交の場で、あるいは祝い事の折などに演奏された多楽章形式の器楽曲です。編成は大小さまざま、まったく自由で、小はピアノソロのための嬉遊曲(ハイドンなど)やピアノ連弾の曲(シューベルト)から、いくつかの楽器のアンサンブルによる室内楽形式の作品、そして大は管弦楽団による作品まで、いろいろとあります。モーツァルトは生涯のさまざまな機会に20曲ほどのすばらしい嬉遊曲を書きました。19世紀に入るとしだいに書かれなくなっていきましたが、のちに20世紀になってからバルトークやストラヴィンスキー、レナード・バーンスタインなどがこの名を冠した作品を発表しています。
もともと嬉遊曲とは室内向けの音楽なのに、ボノンチーニはさらに「室内」を表す語を加えた題としたわけですが、それ自体あまり深い意味はないと思われます。詳しくいうと「ヴァイオリンまたはフラウト(=アルトリコーダー)のための室内嬉遊曲集」で、内容的には通奏低音つきソロソナタ集とみなして全く差し支えのないものです。そして、これをチェンバロ独奏に編曲した楽譜も出版されていたことは、この作品集に対する当時の人気ぶりを証する事実だと言えるでしょう。
★解説★
緩・急・緩・急の4つの楽章。ときおり大胆な転調をみせるとともに、はやなかな演奏効果も盛り込み、すぐれた仕上がりになっています。
第1楽章はアフェットゥオーゾ(愛情深く)、4分の4拍子。やわらかな感じで進み、偽終止をたくみに用いてフレーズを長く引っ張っていく音楽作りがたくみです。特に4の和音に偽終止してクライマックスへ持っていくくだりは強い印象を残します。
第2楽章はアレグロ(快活に)、4分の3拍子で、16分音符のパッセージがはなやかな効果を上げます。後半、短調になった部分で、偽終止に転調をからめ、溜め息を吐くように嘆く瞬間の悩ましさが耳に残ります。
第3楽章はレント(ゆっくりと)、4分の3拍子で、ト短調で悲しみを歌います。6小節で突然減七の和音でドキリとさせさられます。後半に入ると一瞬変ロ長調を経てト短調、ハ短調、変ロ長調と激しく調を転じてからト短調に落ち着いていきます。
第4楽章は8分の6拍子で、発想記号はありませんが、快適な速度の曲でしょう。1小節で示された簡素なモチーフを徹底的に扱っての音楽作りはボノンチーニの独壇場です。最後は面白い拍子感の変化でおやっと思わせ、お茶目にしめくくっています。
収録内容
(1)各楽章につきモダンピッチ(A=440Hz)の伴奏
(2)各楽章につきバロックピッチ(A=415Hz)の伴奏
(3)各楽章につきリコーダーの演奏を合わせた演奏例
(4)ボーナストラックとして各楽章につき(1)と異なるテンポによる伴奏をいくつか収録
※チェンバロ伴奏演奏はすべて石田誠司(デジタルサンプリング音源使用)
商品詳細
発売日 | 2015/12/1 |
---|---|
サイズ | A5 |
ページ数 | 16 |
JAN | 4571325246382 |
ISBN | 9784862665973 |
楽器 | リコーダー |
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