リコーダーJP
RP テレマン アルトリコーダーソナタ 変ロ長調 TWV41:B3
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★スコア冊子・・・A4サイズ 12ページ
・曲目解説
・アルトリコーダー運指表
★別冊リコーダーパート譜 4ページ
★付属CD 内容
(1)各楽章の伴奏
(2)伴奏にリコーダー演奏を合わせた演奏例
(3)各楽章につき(1)と異なるテンポによる伴奏をいくつか収録
(4)「バロックピッチ(A=415Hz)」による伴奏
※チェンバロ伴奏演奏はすべて石田誠司(電子楽器を使用)
★収録曲の難易度(指回り難度)
第1楽章 B3
第2楽章 C3
第3楽章 B2
第4楽章 C2
★解題★
テレマンの「忠実な音楽の師」は、「音楽の練習帳」と同じく当時家庭で親しまれていた楽器をさまざまに組み合わせた編成の楽曲から成っていますが、1年間にわたってつぎつぎと刊行されるという、当時としてはたいへん新しい発表形式をとりました。いわば音楽ファンのための定期刊行物として企画され出版されたわけです。このあたりに、作曲家としての才能だけでなく、事業家・ジャーナリストの才能も兼ねそなえたテレマンの面目がよく表れているといえるでしょう。
★解説★
曲4つの楽章から成っています。
第1楽章は「カンタービレ」。これは「よく歌うように」という意味です。ゆったりと歌いながらも、ところどころ速い音符が味付けに入っています。このソナタは全体としてたいへん活発に音が運動する曲ですが、そのことは第一楽章のこういうちょっとしたところでもすでに暗示されているわけです。最高音「高いソ」まで出てくるテレマンらしい高い音域でのさえずり。
第2楽章はアレグロ(快活に)で、これまたテレマンらしいスピード感あふれる音楽です。それだけに易しくはありません。タンギングも大変ですし、指回りもやり辛いところがいくつかあります。しかし、苦労しがいのある曲です。
第3楽章は「グラーヴェ」(厳粛に、荘重に)と指定されていますので、かなり重々しい感じでやる演奏がふつうかも知れませんが、石田の通奏低音実施では分散和音を多く弾いて、流れがよくなるようにしてみています。
第4楽章は、第3楽章から休みなく続けて演奏されるヴィヴァーチェの8分の3拍子。飛び跳ねるような跳躍進行が多く、練習し始めはとまどいますが、よくさらえば指に馴染んできます。ただブレスは大変で、非常にすばやく息をとることが必要です。
2楽章や4楽章はなかなか難曲ではありますが、曲のつくりは少し小ぢんまりしていて親しみやすく、私たちアマチュアリコーダー愛好家にとっては練習しがい満載の宝物のような曲だと思います。
G. P. テレマン
~~家庭音楽の大家~~
★当時人気最高の作曲家★
ゲオルク・フォリップ・テレマンは、バッハやヘンデルと同世代の作曲家で、存命のころはバッハやヘンデル以上に有名で人気があった作曲家だったそうです。
また、テレマンはなかなかのアイディアマンでもありました。「メトーディッシュゾナーテン(装飾範例つきソナタ)」などと呼ばれている作品集は、華麗な変奏・装飾のテクニックをアマチュアが身につけるために、普通の楽譜とともに、作曲者自身が変奏・装飾の例をつくって、併記してありました。これによって、アマチュア奏者が変奏・装飾のコツを身につけられるようにという配慮だったわけですね。あたたかみがあってわかりやすい作風とともに、そんなところにも人気の秘密があったのかもしれません。
★リコーダー曲の作曲家としてのテレマン★
テレマンはたいへんたくさんの家庭用音楽を書き残した人ですから、当然、当時の代表的な楽器のひとつであったリコーダーを用いる作品もたくさんあります。テレマン自身、リコーダーを独習してじょうずに演奏した名人であったらしいですから、なおさらです。いろいろなほかの楽器と組み合わせた曲(トリオソナタや協奏曲など)も多数あるなか、チェンバロ伴奏で演奏できる本格独奏ソナタということになると、7曲ぐらいになるようです。
※後記 その後「ソナチネ」ハ短調・イ短調の楽譜が発見されましたので、これを加えると9曲になります。
また、通奏低音をともなわないリコーダー二重奏の名作もたくさんありますし、無伴奏の独奏ファンタジー(フルート用)もよくリコーダーでも演奏されます。
収載曲
[1] アルトリコーダーソナタ 変ロ長調 TWV41:B3
作曲: テレマン
商品詳細
発売日 |
2020/5/1 |
ページ数 |
16 |
JAN |
4571325249147 |
ISBN |
9784862668004 |
楽器 |
リコーダー |
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