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音楽家の伝記 はじめに読む1冊 バルトーク
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[シリーズの特徴]
●小学校5年生以上で習う漢字には、すべてルビをふっています。
●本の中に出てくる楽曲を、その場で試聴できるQRコード付き。
●音楽家の関連地図、人生年表などの付属資料も充実。
●図版も多数掲載。
●著者が選ぶ、おすすめの楽曲リスト「はじめにきく1曲」を紹介。
カバーイラスト:北澤平祐
シリーズデザイン:山田和寛(nipponia)
「あらゆる民族が、歌で結ばれ兄弟となる」――みずからの理想を彼は音符であらわした
ハンガリーに生まれ、後半生二つの世界大戦に遭遇し過酷な運命を強いられたバルトーク。時代の波に翻弄されながら、作曲家として、ピアニストとして、民族音楽学者として信念を貫き通した孤高の音楽家の人生を、彼の音楽とともにたどります。
[目次]
プロローグ
第1章 村にて
第2章 歌のなる木
第3章 コダーイ・ゾルターン
第4章 作曲家、ピアニスト、民族音楽学者として
第5章 寒々とした国よ
第6章 ブダの丘
第7章 第二次世界大戦
第8章 亡命の日々
第9章 内なる敵
第10章 孤高の人
注釈・参考文献
あとがき
バルトークの人生と歴史上の出来事
はじめにきく1曲
“――しかし彼は、みずからの身を守るために沈黙することなどできなかった。彼は、われを忘れるほどはげしく怒り、はげしくにくんでいた。あらゆる非人道的な行為に対して。あらゆる野蛮な侵略と独裁制に対して。あらゆる人種差別に対して。この考え、この言動をつらぬいていけば、いつかは決定的な問題に直面しなくてはならなかった。自分の身のふり方をはっきりと決めなくてはならない時が来るはずだった。”(本文より)
※本書は一九八九年にリブリオ出版から刊行された作曲家の物語シリーズ『バルトーク――歌のなる木と亡命の日々』を増補改訂したものです。
■著者について
ひの まどか
音楽作家。東京生まれ。東京藝術大学器楽科(ヴァイオリン専攻)卒業。東京ゾリステンほかでヴァイオリニストとして活躍。東京藝術大学、故小泉文夫教授の下で民族音楽を研究。その後、作曲家の伝記や小説、音楽解説などの執筆活動に入る。現地取材がモットーで、「作曲家の物語シリーズ」(リブリオ出版・児童福祉文化賞を2度受賞)は全20巻中、19巻を手がけた。主な著書に『星の国のアリア』(講談社)、『総統のストラディヴァリ』(マガジンハウス)、『戦火のシンフォニー』(新潮社・第25回新日鐵住金音楽賞特別賞)。原案・監修に「学研 音楽まんがシリーズ」などがある。
商品詳細
商品番号 |
GTB01097730 |
発売日 |
2022/3/29 |
仕様 |
四六判縦/312頁 |
サイズ |
四六判 |
ページ数 |
312 |
JAN |
4947817286264 |
ISBN |
9784636977301 |
楽器 |
書籍 |
著者 |
ひの まどか |
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