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1冊でわかるポケット教養シリーズ 日本の作曲家 服部良一

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1冊でわかるポケット教養シリーズ 日本の作曲家 服部良一

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「東京ブギウギ」をはじめ多くの曲で日本を元気づけた
服部良一の音楽と人生

服部良一をご存知でしょうか。

昭和の時代、「東京ブギウギ」や「青い山脈」「別れのブルース」といった一世を風靡した曲を次々と生み出し、日本の歌謡界を牽引した作曲家です。また笠置シヅ子や淡谷のり子、中村八大など幅広い交友関係を持ち、人生を楽しんだひとりの人間でもありました。


20世紀はじめに大阪で生まれた服部良一は、幼少期から音楽に親しみ、少年音楽隊や吹奏楽団、交響楽団などでサクソフォン奏者、指揮者、編曲家として活動します。大阪フィルハーモニー交響楽団の常任指揮者、エマヌエル・メッテルから音楽理論を学び、夜はカフェーやダンスホールでサクソフォン・プレイヤーとしても活躍。その後、作曲家としてレコード会社と契約した服部良一は、東京に活動の場を移し、戦中から戦後にかけて数々のヒットを世に放ちます。

「東京ブギウギ」をはじめとする彼の曲は、焼け跡から立ち直る日本を新たなリズムで活気づけるように、多くの人の心を高揚させます。その音楽は、常に世間とともにありました。服部良一を知ることは、昭和を知ることでもあるのかもしれません。


本書は、服部良一がどのような人生を歩み、どのような曲を生み出していたのか、そして時代がどう移り変わっていったのかを、トピックスごとにわかりやすく紹介していきます。

当時の時代背景や、幅広い交友関係がわかる写真も多数掲載しており、戦前から戦後にかけて、エネルギーに満ちていた日本の側面も伝わるはずです。

また資料として、服部良一が生み出した膨大な曲の中から、息子である作曲家・服部克久、孫である服部隆之両氏が選んだ60曲を掲載。はじめて服部良一の音楽に触れる方にも参考になるでしょう。

巻末には、服部克久氏と隆之氏による対談も掲載し、息子や孫から見た素顔も描かれます。
日本歌謡界を変えた快男児の生き方と音楽がわかるハンディな一冊です。


※ 本書は小社刊『日本の音楽家を知るシリーズ 服部良一』(2017年)を一部加筆修正し文庫化したものです。

【目次】
◆第一章 ジャズメン服部良一、大阪に生まれる
良一、大阪に生まれる/出雲屋少年音楽隊/メッテル先生の個人授業/道頓堀ジャズ時代/マイナーレコードの作曲家/ジャズの中心地・東京へ
◆第二章 東京――作曲家人生の始まり
ニットー・レコード音楽監督に就任/響友会の始まり/富澤万里子との出会い/服部式の音楽結婚式/コロムビア・レコード移籍/新しい命の産声
◆第三章 戦時下の音楽活動
別れのブルース/芸術慰問団、上海へ/松竹楽劇団と笠置シヅ子/妹・富子の歌手デビュー/映画音楽と服部/服部の愛した「蘇州夜曲」/上海陸軍報道班員・服部
◆第四章 終戦、花ひらく服部流行歌
新しい音楽の歩みへ/「東京ブギウギ」旋風/「青い山脈」登場/服部ブギウギ、アメリカを席巻/『服部良一作曲二千曲記念ショー』/作曲家の権利を守る活動/ホームパーティを愛した服部
◆第五章 日本の音楽界への貢献
銀婚式とシルバー・コンサート/「日本レコード大賞」の成功/オペラを発表した「服部良一音楽祭」/紫綬褒章/あに・いもとの会/魂の詩、交響詩曲『ぐんま』/『大阪カンタータ』が鳴り響く
◆第六章 第六章 音楽家服部良一の晩年
日本音楽著作権協会発展への尽力/世界の人々と「東京音楽祭」/勲三等瑞宝章を受章す/妻・万里子との結婚50周年/服部の微笑みと晩年/合同音楽葬と国民栄誉賞/服部良一の素顔
最後のメロディー
参考資料 服部メロディー65曲その1/服部メロディー65曲その2

商品詳細

商品番号 GTB01100595
発売日 2022/10/28
仕様 A6判縦/208頁
サイズ A6
ページ数 208
JAN 4947817293644
ISBN 9784636104103
楽器 書籍
監修 服部音楽出版