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こうして管楽器はつくられる ~設計者が語る「楽器学のすすめ」~
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管楽器って(いまさら)設計するものなのですか。これは筆者が名刺交換するとよく聞かれた言葉です。何百年も前から発音原理が変わらず、形状もほぼ決まっている管楽器。何か新たに設計することがあるのだろうか。そんな言葉に反応する人に読んでほしい管楽器開発の奥深き世界。
管楽器が鳴っているとき楽器の中では何が起こっているのかを物理学的に、しかし数式を使わずに説明。 著者が長年に渡って携わってきた管楽器開発・設計の立場から音とは何かという説明、奏者が疑問に思っていること、知っていると演奏に役立つ知識等について詳しく語る。また、普段知ることのない管楽器設計の考え方、特殊な製造工程についても紹介する。管楽器奏者だけでなく、指導者や管楽器に興味のある音楽愛好家にもお勧め。楽器を設計製造する立場で書かれた本は過去に類を見ない。(本書は、管楽器専門誌「パイパーズ」に連載された竹内明彦氏のコラムをまとめ、ヤマハが開発した新種の管楽器「Venova(TM)」の開発物語を加筆し書籍化したものです)
[目次]
序章
ー管楽器が鳴っている時、楽器の中では何が起こっているか?
ーフルート篇 その1
ーフルート篇 その2
ークラリネット篇
第1章 開管と閉管の謎
第2章 波の正体 その1
第3章 波の正体 その2 定在波と管楽器の振動
第4章 管楽器の発音1 発音から楽音へ
第5章 管楽器の発音2 金管楽器の発音に影響するもの
第6章 管楽器の発音3 木管楽器の発音
第7章 管楽器の発音4 木管楽器の発音に影響するもの
第8章 管楽器の設計1 管楽器設計へのアプローチ
第9章 管楽器の設計2 伝統と設計
第10章 管楽器の設計3 金管楽器の加工工程
第11章 管楽器の設計4 吹込管と曲管
第12章 管楽器の設計5 抜差管に関わる影響と対処
第13章 管楽器の設計6 ロータリーバルブ
第14章 管楽器の設計7 ピストンバルブ
第15章 その後の管楽器設計事情(Venova(TM)の挑戦)
おわりに
■著者について
竹内 明彦(たけうち・あきひこ)
慶應義塾大学工学部(現理工学部)計測工学科卒。1970年日本楽器製造株式会社(現ヤマハ株式会社)入社。22年間一貫して管楽器の設計開発に従事。75年よりウィーン仕様のオーボエ、ホルンなどの管楽器群の復元・開発を担当。一方、邦楽家として作曲作品多数。篠笛、小鼓、三味線での多彩な演奏活動も行った。杉原書店より「和の管楽器・打楽器の世界」が発刊されている。大阪芸術大学音楽学科非常勤講師として情報楽器学、リペア演習を担当。2014年5月逝去。
※本書は「こうして管楽器はつくられる ~設計者が語る「楽器学のすすめ」~」(GTB01097143)と同じ内容です。
商品詳細
商品番号 |
GTB01101901 |
発売日 |
2024/4/24 |
仕様 |
A5判縦/208頁 |
サイズ |
A5 |
ページ数 |
208 |
JAN |
4947817303947 |
ISBN |
9784636115604 |
楽器 |
書籍 |
著者 |
竹内 明彦 |
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