カワイ出版
男声合唱ピース 難しいコーラス O’sole mio
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カワイ出版からの挑戦状!? 合唱に命を懸ける男たちへ「歌えるものなら歌ってみやが...ってください。」と、気鋭の作曲家の名アレンジをお届けする。略して“ムズコー”。ただ難しいだけでなく、音楽的にも非常に優れているアレンジ。和音を決めれば最高にカッコイイこと間違いなし。
アンコールやロビーコールなどで、聴衆の度肝を抜いていただきたい。
森山至貴からの挑戦状!
● 練習番号A,Bではメロディとそれ以外のパートの適切な音量バランスを考えること。メロディをかき消さないようそれ以外のパートはハミングにしてありますが、かといって弱すぎると和音が鳴っている印象が薄れ、逆効果です。
●練習番号C以降を絶対に勢いでごまかさないこと。「ノリのよい演奏」風なだけの演奏、ものすごくかっこ悪いです。そうならないようにきちんと細部を詰めてください。
● 練習番号Fは比較的和音をはめやすい間奏のセクションですが、それゆえにメロディの1パートに対して裏方の3パートの音量が大きくなりがちです。音量で「正しい和音を歌ってます!」アピールをしないように。洒脱さを失ったらおしまいです。
●100~102小節は3連符を利用してスウィングの雰囲気を演出。
●110~111小節のセカンドは自由にテンポを緩めてたっぷり歌うこと。
● 全体を通じて、何よりもきちんと「ハモる」こと。複雑なハーモニーに対する感受性を磨いてください!
〈あとがき〉
長短の三和音をきちっとハモらせるのが合唱の基本」・・・はいはい、その通りです。第7音や第9音が加わると「おしゃれ」で、それがフラットすると「ジャズ」っぽい、増減和音が使われたら「ロマン派」っぽくて、それ以外の和音は複雑でよくわからないので「ゲンダイオンガク」扱い・・・へー、けっこうなハーモニー観ですね。そんなことだから貴様らの男声合唱はいつまで経っても土臭いんだよ、これでも喰らえ!
と喧嘩を売るつもりでアレンジしました。原型を留めないほどに拡張された偶成和音、テンションを複雑に積み重ねて根音を省略したボイシングなどが、これでもかと好きなだけ投入されています。高かったり低かったり速かったり遅かったりディヴィジョンがあったり、それももちろん「難しさ」にあたるでしょう。でも「難しいコーラス」に挑戦するなら、やっぱり「ハモるのが難しい」作品でなくては。きちんと和音をはめれば最高にかっこよくなるアレンジにしたつもりですので、腕に覚えのある男声合唱団はぜひ挑戦してみてください(ディヴィジョンはないので最少演奏人数は4人です)。
そうそう、一人多重録音派の挑戦もお待ちしております。声質の均一性でそれっぽく聞かせられるほど簡単なアレンジではないので、地獄を見る覚悟でどうぞ。
森山至貴
商品詳細
発売日 |
2017/8/1 |
サイズ |
A4 |
ページ数 |
12 |
JAN |
4962864923672 |
ISBN |
9784760923670 |
楽器 |
合唱 |
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