スタイルノート
Sibelius/Sibelius First 実用ガイド 楽譜作成のヒントとテクニック・音符の入力方法から応用まで
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解説
高機能楽譜作成ソフト、シベリウス8.6を基礎から説明した総合ガイドブック。楽譜を作成する際わかりにくい点を詳説。製品に印刷マニュアルが付属しないため、マニュアル代わりとしても利用できる。初心者から使える内容。
紹介
高機能楽譜作成ソフト、シベリウス8.6の基礎からの総合的解説書。パソコンユーザーや音楽活動をする方々のための解説書。
日本でも代表的な楽譜作成ソフトの1つとして多くのユーザーがいるSibelius(シベリウス)。その最新バージョン、Sibeliusと廉価バージョンであるSibelius | First(シベリウスファースト)の操作方法をバージョン8.6をもとにして基本から応用まで解説した。Avid社から発売されているSibeliusは、楽譜をマウスで自在に操ることができる高機能ソフトとして高い人気を得ている。本書は、その斬新な操作方法を基礎から説明。メーカーと連携して、新機能やオーディオ関連、MIDIの読み込み等の機能も詳しく解説。楽譜を作成する際に必要な応用操作なども丁寧に説明した。また、実際の楽譜数種類をサンプルとしてあげ、それぞれポイントとなる箇所の制作方法は何ページを見ればよいのか、楽譜による索引も収載。印刷マニュアルがないので、マニュアル代わりの解説書として十分活用できる。なお、製品にバージョン表記はなく基本的な操作方法は一貫しているので、今後のバージョンでも活用できるだろう。
目次
■Tutorial・メロディ譜を作ってみる
Step1 新しいスコアを開く
Step2 操作画面
Step3 音符を入力する?マウス入力
Step4 スコアをスクロールしよう
Step5 表示サイズを変更してみよう
Step6 スコアを再生しよう
Step7 スコアを整える?余分な小節の削除
Step8 スコアを保存する
Step9 スコアを閉じる
■Reference 1・スコアの準備
Point1 新規スコアの作成(1)?[クイックスタート]から
Point2 新規スコアの作成(2)?[クイックスタート]を使わない
Point3 既存のスコアを開く
■Reference 2・音符・休符の入力
Point1 [テンキー]について
Point2 入力手順のいろいろ
Point3 いろいろな音符と休符
Point4 声部を使った入力
■Reference 3・音楽記号
Point1 [テンキー]から入力する記号
Point2 [シンボル]から入力する記号
Point3 [テキストスタイル]を使った記号
Point4 ラインによる音楽記号
Point5 リピート記号
Point6 調号、拍子記号、音部記号
■Reference 4・歌詞とコード記号
Point1 歌詞
Point2 コード記号
Point3 コードダイアグラム
■Reference 5・スコアを編集する
Point1 範囲の選択
Point2 コピー
Point3 音符・休符の編集
Point4 小節の編集
Point5 小節線の編集
Point6 括弧の編集
■Reference 6・スコアをレイアウトする
Point1 レイアウトの前に
Point2 用紙サイズと譜表サイズ
Point3 音符や記号の配置を整える
Point4 小節割りを整える
Point5 空の譜表を隠す
Point6 譜表の間隔を整える
Point7 ページ割りを調整する
Point8 ちょっと特殊なレイアウト
Point9 楽器名
Point10 タイトルまわりを整える
Point11 小節番号とページ番号
■Reference 7・スコアを演奏する
Point1 再生する
Point2 音色
Point3 テンポ
Point4 音楽記号を演奏する
■Reference 8・エクスポートとインポート
Point1 旧バージョンのスコア
Point2 オーディオファイル
Point3 MIDIファイル
Point4 グラフィックファイル
Point5 PDFファイル
Point6 MusicXMLファイル
Point7 ハウススタイル
Point8 ファイルの共有
■Reference 9・特殊な楽譜
Point1 エレキギターの楽譜
Point2 タブ譜
Point3 ドラム譜
Point4 パート譜
楽譜索引
索引
前書きなど
画面上の楽譜を思いのままに直接操作できたら。パソコンで楽譜を作る人々の願いかもしれません。そんな願いに応えようと、作り出されたソフトがこのSibelius(シベリウス)です。
欧米では楽譜作成ソフトの人気を二分すると言われるほどメジャーなSibelius。その特徴は、画面上の音符や五線、縦線、連桁、記号、文字などを直接クリックして編集していくことができる点にあります。画面上の譜面をマウスを使って自在に操ることのできるこのソフトには世界中に多くの愛用者がいます。
Sibeliusの特徴に、1つの画面で作業に集中できるようにという意図でデザインされた画面設計があります。楽譜を作成するのに必要な機能は常に画面に表示され、そのほかの情報は必要なときにだけ現れます。これはノートパソコンユーザーが増えたことから考えられたのだそうです。
また、Sibelius | Firstという機能が限定されたグレードもあります。気軽に購入できる
ので、これまでSibeliusを使ったことのない方が、その魅力を探り出すにはうってつけのグレードです。
本書は『Sibelius/Sibelius | First実用ガイド』という書名のとおり、実用的なガイドブックを目指して制作されました。膨大なSibeliusの全機能を解説しているわけではありませんが、楽譜を作る際に必要となる機能や操作はひと通り網羅しています(それでも膨大な種類の記譜法や表現方法、そのすべてにはとても言及できないのですが)。本書を使えば、ひと通りSibeliusやSibelius | Firstを使いこなすことはできるはずです。
本書を柔軟に活用して、思い通りの楽譜づくりを楽しんでいただければ幸いです。
版元から一言
画面上の楽譜を思いのままに直接操作できたら・・・・・・。パソコンで楽譜を作る人々の願いかもしれません。その願いに少しでも近づこうと開発されたSibelius(シベリウス)の特徴は、画面上の音符や五線、縦線、連桁、記号、文字などを直接クリックして編集していくことができる点にあります。また、自動できれいなレイアウトに仕上がる点もSibelius独特のものです。他のソフトならメニューを深くたどらなければならないような機能を簡単に使える点もSibeliusらしさです。
本書では、Sibelius8.6とSibelius | Firstを使って、音符の入力方法から応用テクニックまで1つずつ説明しています。非常に機能が多いソフトなので、全機能をすべて網羅しているわけではありませんが、主要な機能はもちろん、実際に市販の楽譜を制作する立場から、必要と思われる機能は細かい部分まで解説しています。
また、入手しやすいことで人気のSibelius | Firstの操作方法もガイド。Sibelius | Firstも操作方法は同じですが機能が限定されています。Sibelius | Firstで操作できること、Sibelius | Firstではできないことが記号で表示されているので、どこまで使いこなせるかがすぐわかります。
本書終わりには、数種類の実際の楽譜をサンプルとしてあげてあります。その楽譜を作るためにはどうすればよいのか。それぞれポイントとなる箇所の制作方法が何ページに書かれているかを示してあります。いわば楽譜による索引です。
同社のプロ向け音楽制作ソフトProTools(プロツールス)から連携されるなど音楽制作現場との関連も強まっているSibelius。本書では、その音楽ソフトとの連携に関する解説もあります。
ソフトには印刷された詳細マニュアルは付属していないので、本書がその代わりとなることができればとも考えています。また、Sibeliusのパッケージ等にはバージョンの表記がありませんが、基本的な操作方法は今後しばらく変わらないようなので、今後マイナーバージョンアップがあって若干機能に変化が出ても、本書は役立つはずです。高機能でユニークな楽譜作成ソフトSibeliusを活用するための一助としてお役に立てば幸いです。
※本書はSibeliusのバージョン8.6を元に執筆されています。今後バージョンが変わっていくと思われますが、マイナーアップデートがあっても、基本的な操作は本書を元にしていただければご理解いただけるはずです。また、変更箇所は本書の内容から類推して参考にしていただけると思います。
著者プロフィール
スタイルノート楽譜制作部(スタイルノートガクフセイサクブ)
出版用楽譜制作に携わる。市販のピアノ教則本や歌集などの本格的楽譜から音楽学術書、音楽教育書、児童書楽譜の制作、譜例なども手がける。
上記内容は本書刊行時のものです。
商品詳細
発売日 |
2017/8/26 |
サイズ |
B5 |
ページ数 |
384 |
ISBN |
9784799801628 |
楽器 |
書籍 |
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