アングロ・ミュージック社

スパーク:鐘の歌: スコアとパート譜セット 【輸入:吹奏楽】

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アングロ・ミュージック社

スパーク:鐘の歌: スコアとパート譜セット 【輸入:吹奏楽】

Song of the Bell, The: After a Poem by Friedrich Schiller: Score & Parts
スパーク, Philip
SPARKE, Philip

通常価格 49,170 (税込)
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出版元はAnglo Music Press
2012年にオーストリアのインスブルックにあるヴィルテン市音楽団からの委嘱で作曲された作品。ドイツの詩人/劇作家フリードリヒ・フォン・シラー Friedrich von Schiller(1759-1805)の詩「鐘の歌 Das Lied von der Glocke」(1799)から着想を得ている。

 シラーの「鐘の歌」は、(1)鐘を鋳造する工程や、鐘造りの親方が職人たちに指示を与える様子を描写する場面と、(2)それぞれの工程において親方が行う人生についての考察、以上の交互に現われるふたつの部分から成り立っており、鐘を鋳造する工程を人生のさまざまな段階に置き換えて、喜びや悲しみ、災害、神の加護、労働、秩序などについて哲学的に考察していく。その詩の全体の構成に沿ってスパークのこの作品も構成されており、切れ目なしに演奏される3つの部分は、それぞれI. 人間の誕生と成長(鐘の鋳造の最初の段階)、II. 災害と喪失(破壊的な性質を持つ火を手にすることへの警告)、そしてIII. 秩序と平和(鐘の完成。神の声としての鐘の使命)を表現している。全曲を通じて鐘が鳴り響くが、その響きの意味はそれぞれの場面で変化していくことになる。



I.人生の祝祭 Life Celebration:

ステージ裏の2本のホルンによる賛歌の応答。各種鍵盤打楽器が創り出す祝祭の鐘の音が鳴り響く。穏やかな旋律が壮麗なファンファーレ風の楽句に発展し、人生の喜びが高らかに歌われる。



II.警報 Sound the Alarm:

テンポが速められ、祝祭の鐘は警鐘に変わる。火事、洪水、さまざまな自然の厄災と、それらに屈する人間の弱さと不安が(あくまでも自暴自棄にならずに)表現される。



III.旅の終わり Journey’s End:

鐘の音は、今度は死者を弔うものに。しかし悲しみの気分の中から次第に希望の歌が起こり、冒頭のホルンの賛歌が力強く再現されて、祝賀の鐘が鳴り響く中、神の加護を得た人生の幸福が謳歌される。

 スパークの代表作のひとつ、《宇宙の音楽》に似たところも多いが、それよりも音楽的には穏和で、技術的な難易度も比較的低い。非常に美しく感動的な作品なので、今後重要なレパートリーとなることは違いないだろう。問題は、通常のチャイムでは出ない低音域のG音がBass Bell という楽器で要求されていることで、これは大型のカリヨンを調達するか、シンセサイザーを活用するしかない。

(解説:後藤洋)



Grade: 5

Performance Time: 9:15

Series: Anglo Music Elite Series SPARKE, PhilipSong of the Bell, The: After a Poem by Friedrich Schiller: Score & PartsAnglo Music Press

商品詳細

商品番号 GYW00104726
原題 Song of the Bell, The: After a Poem by Friedrich Schiller: Score & Parts
作曲者 SPARKE, Philip
出版社 Anglo Music Press
楽器 吹奏楽
編成 吹奏楽 スコアとパート譜セット - オリジナル作品