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SR-117 マンチーニ ソナタ集 第3巻

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SR-117 マンチーニ ソナタ集 第3巻

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★冊子・・・A4サイズ(スコア32ページ、別冊リコーダーパート譜16ページ、別冊バスパート譜16ページ)

 ★CD・・・2枚
  収録内容=各種テンポによる伴奏、リコーダー演奏例
   ※チェンバロ伴奏演奏はすべて石田誠司(デジタルサンプリング音源による)

 ★有償サポート・・・バロックピッチ伴奏CD(2枚組 1200円+税)
   ※製品に申し込み用紙が付属しています。
   
ソナタ 第7番 ハ長調
★解題★

 マンチーニの「リコーダー(またはヴァイオリン)と通奏低音のための12のソナタ」は1724年にロンドンで出版されました。スカルラッティの下で働きながらも作曲家としてもっとも充実した時期に書かれた作品とあって、まんまんたる意欲がみなぎり、内容的に充実した、すばらしい作品集となっています。

 リコーダーのための多数のバロックソナタの中にあっても、激しい転調を駆使して濃厚な情緒をかもし変幻自在の表情を見せるマンチーニのソナタは、欠かすことのできない大切なものだといえるでしょう。

★解説★

  5つの楽章から成っています。調性の関係もあって、快速な楽章も、やってみると意外に演奏しやすいと思います。

 第1楽章はスピリトーゾ(元気に)、4分の3拍子です。冒頭で力強く示されたテーマと、そこから派生したモチーフを扱って、スピード感のある音楽をくりひろげていきます。

 第2楽章はラルゴ(広びろと)、4分の4拍子で、ハ短調です。ドッペルドミナントの減七和音からドミナントとしての減七和音に進むという、何とも鬱陶しい響きで始まりますが、やがて薄日が差してきたかのようにしだいに明るみ、最後は第3楽章を呼びながら属和音に終止します。

 第3楽章はアレグロ(快活に)、8分の3拍子です。フーガふうに始まり、以後もいくつか副主題を導入しながらも基本的は最初に示したテーマを機軸に、対位法的な色彩の強い音楽が進みます。いつもながらマンチーニの「速いフーガ(フーガふう楽章)」は演奏しごたえがあります。

 第4楽章は再びラルゴで、4分の4拍子です。調号はありませんが、明らかにヘ長調で始まっており、ゆったりとした付点リズムで音楽が進みます。最後はハ長調で終わっているとみてもよいのかも知れませんが、ヘ長調の属和音で終わったような運びかたです。

 第5楽章は再びアレグロで、4分の4拍子です。テーマは生き生きした第1のモチーフ(1~2小節)とトリル型に特徴のあるモチーフ(3小節以下)から成っています。本作では唯一「前半・後半ともに繰り返し」の形をした楽章で、スキのないみごとな終曲です。


※ 演奏例がお聴きいただけます
第1楽章(C1)
第2楽章(B2)
第2楽章 装飾つき [参考]
第3楽章(C1)
第4楽章(B1)
第5楽章(C1)

ソナタ 第8番 ト短調
★解題★

 マンチーニの「リコーダー(またはヴァイオリン)と通奏低音のための12のソナタ」は1724年にロンドンで出版されました。スカルラッティの下で働きながらも作曲家としてもっとも充実した時期に書かれた作品とあって、まんまんたる意欲がみなぎり、内容的に充実した、すばらしい作品集となっています。

 リコーダーのための多数のバロックソナタの中にあっても、激しい転調を駆使して濃厚な情緒をかもし変幻自在の表情を見せるマンチーニのソナタは、欠かすことのできない大切なものだといえるでしょう。

★解説★

 4つの楽章から成り、マンチーニの個性が鮮明で、その力量が存分に発揮された名品です。

 第1楽章はラルゴ(広びろと)、4分の4拍子です。付点のハネるリズムをまじえた旋律が淡々とリズムを打つ低音に乗って進む、緊迫感あふれる開始、そして、感情をぐいぐいと執拗に絞り上げていくような独特な音楽の勧めかたは、マンチーニの独壇場です。

 第2楽章はアレグロ(快活に)、4分の3拍子の大規模なフーガです。リコーダーが提示する主題(ト短調)に低音が応答(ニ短調)することから始まり、変化に富んだ展開部をはさみながら、提示・応答のセットを積み上げて音楽を進めていきます。力強く、ゆるみのない傑作。

 第3楽章は発想指示がありませんが、緩徐楽章でしょう。変ホ長調のやすらかな感じの主題で始まり、美しい下降ゼクエンツが慰撫するようにやさしく語りかけます。美しい間奏曲になっています。

 第4楽章は再びアレグロで、8分の3拍子。精彩のあるテーマで始まり、キビキビと音楽が進みます。リズムにも多彩な変化があり、和声の色彩感もゆたかな、みごとな終曲だと言えるでしょう。

※ 演奏例がお聴きいただけます
第1楽章(B3)
第2楽章(C1)
第3楽章(B2)
第4楽章(C1)

ソナタ 第9番 ヘ短調
★解題★

 マンチーニの「リコーダー(またはヴァイオリン)と通奏低音のための12のソナタ」は1724年にロンドンで出版されました。スカルラッティの下で働きながらも作曲家としてもっとも充実した時期に書かれた作品とあって、まんまんたる意欲がみなぎり、内容的に充実した、すばらしい作品集となっています。

 リコーダーのための多数のバロックソナタの中にあっても、激しい転調を駆使して濃厚な情緒をかもし変幻自在の表情を見せるマンチーニのソナタは、欠かすことのできない大切なものだといえるでしょう。


★解説★

 がっしりとした4楽章形式で書かれた名品です。

 第1楽章は発想記号がなく、4分の3拍子。中庸以下の遅めのテンポの曲だと思います。ずっと付点のリズムを基調としてリズム感にあまり変化はないものの、ドラマチックな構成、終わり近くで行なわれる驚くほど大胆な転調など、マンチーニらしい力のこもった音楽です。

 第2楽章はアレグロ(快活に)、4分の4拍子のフーガです。テーマは同音連打で始まり、途中に7度の下降跳躍を含む長めの旋律です。最初の1小節ぐらいではちょっと和風テイストを感じてしまうかも知れませんが、全体(3小節)としてはそんなことはありません。キビキビしていて高揚感もすばらしい、圧巻の出来栄えです。ただ、運指のたいへん難しい箇所があります。

 第3楽章はラルゴ(広びろと)、4分の4拍子で、これも付点リズムを基調としていることは第1楽章と共通しています。と言っても今度は変イ長調のおだやかな明るさを持つ音楽ですが、最後はヘ短調に戻って、半終止で第4楽章を呼びます。

 第4楽章は再びアレグロで、8分の12拍子の速い楽曲です。ただ、ジークなのかどうかについては見方が分かれるかも知れません(著者にはジークではないように思うのです)。ヘ短調というやや演奏しにくい調の曲であるわりには、指回りの厳しい箇所はそれほどありませんが、シンコペーションが多用されているので、速いテンポで演奏する場合は、遅れないようについて行くのにいくらか苦労があるかも知れません。しかし、独創的なすばらしい終曲です


※ 演奏例がお聴きいただけます
第1楽章(B2)
第2楽章(C3)
第3楽章(B3)
第4楽章(C2)
   
   F. マンチーニ

~~ナポリ楽派の俊英~~


★アレッサンドロ・スカルラッティの好敵手★

 フレンチェスコ・マンチーニ(1672年~1737年)は、ナポリに生まれナポリに没した作曲家です。当地で重きをなしていたアレッサンドロ・スカルラッティの地位(宮廷礼拝堂楽長)を虎視眈々と狙っていたようで、スカルラッティがローマに移った留守中に頭角をあらわしました。しかしのちにスカルラッティがナポリに戻ると、再びその下で働かざるを得ませんでした。スカルラッティの死後は後任として活躍したとはいえ、結果的にはつねに先輩・スカルラッティの後塵を拝さざるを得なかったマンチーニ。スカルラッティがそれだけ偉大だったということでしょうか。

 多数のいろいろな宗教曲のほか、29曲のオペラ、7曲のセレナータ、12曲のオラトリオ、200曲を越す世俗カンタータを残しました。器楽曲はあまりたくさん書かなかったようです。しかしその中に12曲のリコーダーソナタ(1724年)と24曲の室内協奏曲(リコーダーと2つのヴァイオリンと通奏低音という編成 1725年)が含まれており、いずれもよく演奏されるレパートリーになっています。


★急減な転調の多い劇的なスタイル★

 マンチーニらが属した「ナポリ楽派」の曲は、予期せぬような転調の多い劇的な表現に特徴があるとされ、マンチーニのソナタにもそういう傾向がみられます。しかし、それだけではなくて、旋律性がゆたかで規模も大きな堂々たる作風です。

収載曲

[1] マンチーニ ソナタ 第7番 ハ長調
  作曲: マンチーニ
[2] マンチーニ ソナタ 第8番 ト短調
  作曲: マンチーニ
[3] マンチーニ ソナタ 第9番 ヘ短調
  作曲: マンチーニ

商品詳細

発売日 2020/6/1
ページ数 32
JAN 4571325249260
ISBN 9784862669636
楽器 リコーダー
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