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音作りの“基礎”はココから始まる! 理想のクリーントーンを作り隊【Go!Go! GUITAR プレイバック】

音作りの“基礎”はココから始まる! 理想のクリーントーンを作り隊【Go!Go! GUITAR プレイバック】

楽器本来の“すっぴん”とも言えるクリーントーン作りをないがしろにすると、いかに高価な機材を使ってもイマイチな音に…。本講座では、音作りの基礎である“クリーントーン”の作り方を徹底解説します!  クリーントーンを作るための動画はコチラ!    エフェクターで歪ませたサウンドは弾いていて気持ちがいいし、多少ラフなプレイでも気にはならないけど、クリーントーンは弾き手の技量によって音色に大きな差が生まれる。一切のごまかしが効かないので、クリーントーンでの練習や、理想のクリーントーンを作ることはスキルアップだけでなくバンドアンサンブルの向上にもつながるのだ。理想とするクリーントーンは人それぞれ。プレイスタイルや好きな音像をイメージしながら、自分だけのクリーントーンを手に入れよう!   クリーン/歪みを左右するのはボリュームとゲインツマミ 歪みサウンドとは、アンプのゲインやボリュームを上げることで信号を増幅させて“潰れた”状態にある音のこと。一方のクリーントーンは、信号を過剰に増幅させていない透き通った音。ボリュームとゲインツマミがあるアンプでは、ゲインを上げるほど歪みの量が増していく。   ▲ゲインを上げると歪みサウンドへと変化。ゲインは歪みと同時に音量も上がる。   ▲ゲインを抑えつつボリュームを上げていくと、クリーンのまま音量が上がる。ゲインツマミのないアンプはボリュームを上げて調節しよう。   自分のプレイに合うクリーンを作ることで表現の幅が断然広がる! 音作りにはセオリーや最低限のルールが存在するので、どのようなジャンルをプレイしたいのか考えながら、自分に合ったクリーンをモノにしよう。基本は各EQを12時方向を目安にして、好みの音色になるように上げ下げして調整。使用アンプの各EQをゼロ〜全開までいじってみて、どう音が変化するのか自分の耳で覚えることが大切だ。 ​​​​​​​  まずはココを基準に!フラットなクリーン  ゲインや各EQを12時方向(目盛りを真上)に設定した汎用性の高いクリーン。これを目安に、各EQを微調整していこう。  ギタボにオススメ!歌に馴染むクリーン  ミドルを下げ目にすることで歌に馴染むクリーンに。ビギナーは強く弾いてしまいがちなので、トレブルも若干下げ目を意識しよう。  カッティング向け!歯切れの良いクリーン  ミドルとベースを下げ目にすることで、カッティングに合う歯切れの良いクリーンに。音が細くなりすぎないように調整しよう。  温かい雰囲気!ウォームなクリーン  トレブルを下げ目にして、ミドルとベースはやや上げ目に設定。フロントピックアップで弾くと、ジャズっぽいウォームなトーンに。 ​​​​​​​ アンプによってクリーンのキャラは異なる特性を知って自分だけのクリーンをGET アンプの選択はクリーントーンに多大な影響を与える。ここでは、多くの音楽スタジオに常備されているフェンダー ツインリバーブ/マーシャルJCM2000/ローランドJC-120ジャズコーラスについて解説。傾向として、ツインリバーブは“ ベルトーン” と形容される透き通るような美しいクリーントーンが身上。ロック系や厚みのある音を求めるならJCM2000。ジャズコーラスは硬質な音で、どの会場にも置いてあるという利便性の高さ、そして1ボリュームという音作りのわかりやすさが魅力。 フェンダー...

セーハに負けるな!なんちゃってかんたん楽々コード【Go!Go! GUITAR プレイバック】

セーハに負けるな!なんちゃってかんたん楽々コード【Go!Go! GUITAR プレイバック】

アコギの初心者にとって最大の壁が「F」に代表されるセーハコード。そんなセーハを省略したフォームにアレンジすれば、ビギナーでもラクに押さえられるぞ!かんたんフォームを最大限に活用して、思う存分弾き語ろう! 解説/トライアド    セーハコードをかんたんにする方法    Fに代表されるセーハコードは、右側の「かんたんフォーム」のように、人差指のセーハ(バレー)を省略すると、ビギナーでも比較的ラクに押さえることができる。 このようなセーハコードの省略形には、どの弦を省略するかによって、ひとつのコードに対して数種類のバリエーションがあり、それぞれ押さえやすさやサウンドが微妙に異なっている。そのときの自分の上達度や前後のコードとの関係性などに応じて、ベストな押さえ方をチョイスすることも、こういったフォームを使いこなすためのポイントのひとつだ。     セーハコードには、4種類の基本形がある。まずはその中でももっともよく知られている「F」のかんたんフォームと、そのバリエーションを覚えよう。  ★1〜4弦を押さえるかんたんフォーム  何種類かあるFのかんたんフォームの中でも最初に覚えたい、もっともベーシックなフォームだ。1〜2弦を押さえる人差指は、フレットと完全に平行ではなく、指先が自分の顔のほうを向くぐらいに角度をつけて、第一関節より先で2 本弦をまとめて押さえよう。人差指と中指の押さえ方は、Dm7コードと同じ。6弦はできるだけ親指を触れさせてミュートしよう。5弦は開放を弾くときと弾かないときとがある。開放を弾けばミュートの手間が入らず豊かな音量が得られるが、弾かないほうが落ち着きのある響きが得られる。そのときの状況に応じて、5弦を弾くかどうか判断しよう。 ▲C→ Fのコードチェンジは、2弦を押さえていた人差指をその場で倒すようにして1弦も押さえながら、中指と薬指の形を保ったまま移動させるのがコツだ。    ★1〜5弦のフォームとバリエーション  このタイプのバリエーションとしてもっともよく使われるのが、右の(a) のように5 弦も押さえる形だ。人差指以外の指の押さえ方はセーハフォームと同じ。1〜4弦のフォームよりミュートしやすく、実用性はこちらのほうが高い。  (b) は押さえる位置を変えたバリエーション。バレーコードもかんたんフォームも開放を含まない押さえ方は、このように別の場所に移動させることで違うコードとして使うことができる。(b) をさらに1フレット上げるとG、2フレット上げればG♯(またはA♭)というコードになる。5弦まで押さえるフォームも同様に移動させて使用することが可能だ。     Fm コードのかんたんフォームは、人差指で1 〜3弦を押さえることが特徴だ。他のフォームよりも若干難しいが、じっくり取り組んでコツをつかんでおきたい。    ★1...

広がりのあるサウンド作りならこのエフェクター!「ディレイ」使いこなしガイド【Go!Go! GUITAR プレイバック】

広がりのあるサウンド作りならこのエフェクター!「ディレイ」使いこなしガイド【Go!Go! GUITAR プレイバック】

山びこ効果を再現する残響系エフェクター、それが「ディレイ」だ! 歪み系に次ぐ定番エフェクターだけど、使い方がチンプンカンプン…という迷える方のために、SUPER BEAVERの柳沢亮太を講師に迎え、定番のセッティングを伝授してもらったぞ! 柳沢亮太によるデモプレイはコチラからチェック!  >デモプレイ動画はコチラ!     ディレイって何? どんなときに使うの?   奥行きや臨場感を演出する“残響系”エフェクターの一種、それがディレイだ。ディレイは“遅延”という意味で、入力された音を繰り返し再生することで山びこ効果を再現することができる。その活用法は非常に多岐に渡り、音のサステイン(伸び)を稼ぐことでギターソロをゴージャスにしたり、バッキングに厚みを出したりと、リード/バッキングを問わず使うことができる。プレイの幅が格段に広がるので、1台は手に入れたいペダルだ。 ●ディレイを使うことでこんなメリットが!  音が伸びやかに  音の余韻を印象的にすることで、単音を用いたフレーズやソロでより広がりのある空間を演出することが可能になる。  音圧がプラス!  空間の広がりだけでなく、ディレイを用いることで音に厚みが生まれる。常にディレイをかけているというプロギタリストも。  雰囲気が生まれる  音を歪ませてのギターソロでも、クリーントーンによるアルペジオでも、奥行きをプラスすることでドラマティックな雰囲気に。  ディレイならではのフレーズが作れる  フレーズのアイデアやインスピレーションが得られやすいのも魅力。プレイヤーとして新しい扉を開いてくれること請け合い。   デジタルのディレイ/アナログって何?   ●トーンはもちろん機能性にも大きな違いが! 初期のアナログディレイは、BBDと呼ばれる遅延粒子を使用したものが主流で、他の楽器のサウンドに馴染みやすい温かい音色が特徴。デジタル回路を用いることで、入力された信号をデジタル信号へと変換するものがデジタルディレイ。現在は、デジタル回路でアナログの音色を再現しているものも多い。  デジタルディレイ     アナログディレイ    ディレイのツマミの役割   ●まずはツマミの効果を把握することが大事! モデルによってツマミの構成や名称は異なるが、基本的にはディレイ音の音量、ディレイタイム、ディレイ音の繰り返し回数の調整が可能だ。...

上達の秘訣はギターのコンディションに有り!! ギターメンテナンスのススメ<実践編:ストラトキャスター> 【produced by Go! Go! GUITAR #05】

上達の秘訣はギターのコンディションに有り!! ギターメンテナンスのススメ<実践編:ストラトキャスター> 【produced by Go! Go! GUITAR #05】

今年もギターの“大敵”、梅雨シーズンが到来。湿気対策はもちろん、雨で家にいる時間が増えるこの時期、ぜひご自身の楽器の状態をチェックする良い機会。今回は基礎編に続き、リペアショップなどで行われるプロのメンテナンス作業を紹介します。 構成/Go! Go! GUITAR編集部 取材協力/草野豊(kusakusa88) ◆この記事で学べること ・メンテナンス手順01:状態確認〜クリーニング準備 ・メンテナンス手順02:ボディーのクリーニング〜ネック調整 ・メンテナンス手順03:電装系の確認・調整〜組み直し ・メンテナンス手順04:弦高・オクターブ・ピックアップ高調整〜最終チェック     実際のメンテナンス作業を見てみよう    楽器店やリペアショップなどにギターのメンテナンスを依頼するケースは、不具合・不調の解消を目的とする場合と、ベストコンディションに保つことを目的とする場合とがあります。プロミュージシャンや頻繁にライブ活動をしている人以外、なかなか普段使いでギターをメンテナンスに出す習慣はないかもしれません。普段自分自身で楽器の調整を行なっている人でも、定期的にプロのメンテナンスを受けることで大切な楽器がその性能を100%発揮できる環境を整えられるのでオススメです。 ここではリペアショップに持ち込まれたギターを実際にメンテナンスする工程を順を追ってご紹介します。あくまでも作業工程は一例となりますが、プロのリペアマンがどのような作業をしているかを見ていきましょう。   ◇対象機種:フェンダー ストラトキャスター   〜今回のメンテナンスメニュー〜 ※順不同 ギターの全体セットアップ(調整) ・ロッド(ネック調整) ・オクターブ調整 ・弦高調整 ・ピックアップの高さを含めた電装チェック ・ナット溝調整 全体クリーニング   メンテナンス手順01:状態確認〜クリーニング準備  ...

上達の秘訣はギターのコンディションに有り!! ギターメンテナンスのススメ<基礎編:普段のお手入れと保管方法> 【produced by Go! Go! GUITAR #04】

上達の秘訣はギターのコンディションに有り!! ギターメンテナンスのススメ<基礎編:普段のお手入れと保管方法> 【produced by Go! Go! GUITAR #04】

ジメジメした梅雨時を越え、うだるような暑さの真夏に突入するこの時期、ギターにとっては寒暖差や湿気など厳しい環境と言えます。刻々と変化するギターのコンディションを常にベストな状態でキープすることは演奏面・サウンド面のどちらにとっても非常に大切です。基礎編となる今回は、普段から気を付けておきたいメンテナンスのポイントや、作業方法などを紹介します。 構成/Go! Go! GUITAR編集部 取材協力/草野豊(kusakusa88) ◆この記事で学べること ・日常のお手入れ ・上手な保管方法 ・調子が悪いな、と感じたら     日常のお手入れ   日頃、ギターを弾き終わったらひんぱんに清掃してきれいな状態を保っていると、楽器を良い状態でキープできるだけでなく、何か不調を感じた場合に原因を特定しやすくなります。逆に、弾いたあとそのまま放置していると楽器全体のコンディションが下がったり、汚れがもとになってさまざまな不具合に発展する恐れもあります。 練習後のお手入れ方法   練習したあとは汗や手アカ、油脂などでギター本体やパーツ類に汚れやくもりだ出ます。そのままにして時間が経つと乾いて拭き取りにくくなる上、弦や金属パーツのサビの原因にもなります。演奏のあとはこまめに拭くようにしましょう。   ★POINT1「ネック裏&ボディ」 通常の練習後は市販のクロスでから拭きをするだけで汚れを落とすことができます。しばらく弾かない場合や汚れがひどい時には専用のギターポリッシュを軽くクロスに取って使い、きれいなクロスで完全に乾くまで拭き上げましょう。     ★POINT2「ペグ&ブリッジ」 ペグやブリッジなどの金属パーツも基本は何もつけずにから拭きするだけでOKです。くすんできてしまった場合には市販の金属磨き(研磨剤)を使用することで輝きを復活させることができますが、メッキ塗装されたパーツなどは塗装がはがれてしまうので使用できないので気を付けてください。また、周囲の木材やボディの塗装などに研磨剤がつかないようにマスキングテープで保護をするなど対策しましょう。     ★POINT3「弦・指板&フレット」 弦は汗や手あかなどをそのままにしておくとサビるのが早くなるので、弾き終わったらすぐにクロスで1本ずつつまむように拭きましょう。指板も合わせて拭いておくと汚れがたまりづらくなります。弦交換時や汚れが目立つときはレモンオイルなどをクロスに適量取って拭き上げましょう。フレットは金属製なので使っているとくすんできます。市販の金属磨きや専用のフレット磨きなどを使うときれいになります。使用する際は指板をマスキングテープなどで保護しておきましょう。    ...

アコースティックギターのハイテクプレイに挑戦!! 【produced by Go! Go! GUITAR #03】

アコースティックギターのハイテクプレイに挑戦!! 【produced by Go! Go! GUITAR #03】

アコースティックギターの奏法と言えば、ピックでコードをジャカジャカとストロークしたり、フィンガーピッキングでアルペジオを奏でたりするのが一般的。ロックなサウンドで派手に演奏するエレキギターに比べると地味な楽器だと思われがちだが、アコギにも派手でカッコイイテクニックが数多く存在する。今回はそんなアコギのハイテクプレイの基本を紹介しよう! 解説/松居悠太(『絶対にわかる! 弾けるハイテクアコギプレイ』より) 構成/Go! Go! GUITAR編集部 ◆この記事で学べること ・右手奏法の基本1「ネイルアタック」 ・右手奏法の基本2「ラスゲアード」 ・低音弦と高音弦を分けるピッキング ・スラム奏法にチャレンジ!   右手奏法の基本1「ネイルアタック」    まずはじめに習得してほしい奏法が「ネイルアタック」です。このあとの奏法もネイルアタックのストロークが基本となりますので、ここでしっかり弾けるようにしておきましょう。 ネイルアタック・ストロークはダウンピッキングでは中指と薬指を打弦すると同時に、掌の親指下(Palm)でボディーを叩いています。アップピッキングでは人差指のみ、または人差指と中指の2本で行います。2本同時で行う場合は指をしっかり揃えてピッキングしましょう。ダウンストローク時に手首を少しひねるようにしてパームをボディーにぶつけて同時にピッキングするのがポイントです。   ネイルアタックの構え   パームでボディーを叩く場所     ダウンストロークの準備   ネイルアタックのダウンピッキング   アップピッキング      ...

1フレーズ5分ずつ弾く! 基礎力を鍛えるギターワークアウトフレーズ 【produced by Go! Go! GUITAR #02】

1フレーズ5分ずつ弾く! 基礎力を鍛えるギターワークアウトフレーズ 【produced by Go! Go! GUITAR #02】

今回はギター演奏、特に弾き語りやバンド演奏における伴奏で必要になる基礎力を鍛えるためのエクササイズ“ワークアウトフレーズ”を紹介しよう。1つのフレーズを1日5分弾くことで、次第に実力アップが実感できるハズ。30秒×10回、1分×5回…といったように、区切りながらトータルで5分のエクササイズにレッツトライ! 構成/Go! Go! GUITAR編集部 ◆この記事で学べること ・エレキギターワークアウト  ピッキング/フィンガリング/メジャースケール/アルペジオ/カッティング ・アコースティックギターワークアウト  8ビートストローク/16ビートストローク/8ビートカッティング/3フィンガーピッキング/ハイブリッドピッキング   エレキギターワークアウト   01~05はエレキギターのエクササイズ。ピッキングとフィンガリングを鍛えるフレーズからアルペジオやカッティングまで、実際に曲を演奏するときに身につけておきたい基礎力を磨こう。 (以下、引用『ギターワークアウトブック』より) ■01 開放弦を使ったピッキング      ダウンピッキングとオルタネイトピッキング、1小節目は8分音符でダウンピッキングのみ、2小節目は16分音符でオルタネイトピッキングで行う。16分音符を弾くときはテンポが遅れてしまわないようにメトロノームなどを使って練習するといいだろう。 ピックの構え方には一般的に“水平アングル”と“順アングル”とあるが、それぞれの弾いたときの感触や音色の違いなども確認しておこう。 ■02      6弦から1弦までのフィンガリング      6弦から1弦までの上行では、次の弦に移るまで先に押さえた指は押さえたままにしておく。実際の曲などを弾く場合では必ずしもこれを守る必要はないが、左手の綺麗なフォームを身につけるのに効果的なトレーニングである。   6弦5~8フレットを1指1フレットで押弦している状態。   ■03 ハイポジションで弾くCメジャースケール      7~10フレットで弾くトレーニングだ。始めはダウンピッキングだけでも構わないが、最終的にはオルタネイトで弾けるようにしよう。弦が移るタイミングに関係なく、ピッキングのダウン/アップは規則的に行う。...

買ったその日に音が鳴らせる! アコギ&エレキ両対応 ギターはじめの一歩 【produced by Go! Go! GUITAR #01】

買ったその日に音が鳴らせる! アコギ&エレキ両対応 ギターはじめの一歩 【produced by Go! Go! GUITAR #01】

この春からギターを始めるビギナーのみなさんがスタートダッシュできるように、ギターを買ったその日に知っておきたい演奏の基本を紹介します。ギター上達のためには基礎を押さえることが不可欠! アコースティックギターとエレキギターで共通しているポイントも多いので、どちらの人も順番に進めていきましょう。 構成/Go! Go! GUITAR編集部 ◆この記事で学べること ・正しいフォームを身につけよう ・各弦をチューニングしよう ・弦をはじいて音を鳴らそう     【01】正しいフォームを身につけよう    正しい姿勢で演奏することは演奏の上達はもちろん、余計な負荷をかけて手首や肘などを痛めてしまわないためにも気を付けましょう。 ■ピックの種類    ピックの形状にはいくつかの種類がありますが、主流は正三角形に近い「トライアングル型(オニギリ型)」と、縦長の「ティアドロップ型」の2種類です。どちらも幅広く使われていますが、アコギではトライアングル型、エレキではティアドロップ型が使われることが多いようです。  材質はセルロイド製が中心ですが、表面がよりなめらかですべりがよいデルリンや、逆にすべりにくく加工されたトーテックス、人間の爪にもっとも近いとされるウルテムといった素材のピックも増えています。   トライアングル型(左)とティアドロップ型(右)のピック。   (引用:『アコースティックギターの教科書』より)     ■ピックを持ってみよう ピックは、右手の親指と人差指ではさんで持ちます。強く握りしめずに軽くつまむように持ちましょう。先端を指からどれくらい出して持つかは、演奏の内容によって弾きやすいように調整します。コードを弾くときは1センチ程度出し、メロディーを弾くときはそれほど出さずに持ったほうが弾きやすくなります。   親指と人差指を交差させる。他の指は自然に軽く曲げておく。   親指のハラと人差指の側面でピックをはさみ、親指から1センチぐらい見えるように持つ。  ...