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〜ギターの壁を超える10のエピソード〜 ザセツ君が行く! EPISODE2 ストロークができない【Go!Go! GUITAR プレイバック】

〜ギターの壁を超える10のエピソード〜 ザセツ君が行く! EPISODE2 ストロークができない【Go!Go! GUITAR プレイバック】

  1人でギターの練習をしていると、知らぬ間に間違ったやり方をしているなんてことがある。言葉は知っていても、実際にどうやるか分からなくて、「変なクセが付いちゃった!」な~んて結果にもなりかねない。方向を間違うことはあっても努力だけは怠らないザセツ君と、ギター奏法の基礎を一緒に学んでいこう!     【プロフィール】 左:ザセツ君 (本名: 財園寺せつ夫) 期末テストが近くなり、勉強にも精が出るザセツ君。元素記号のC(炭素)やF(フッ素)に目が止まると、ついついギターの練習をし始めてしまう……。やっぱりその視野は狭い。はたして成績は!? 右:ジョン先生 ザセツ君が通う高校の英語(グラマー)教師で、軽音部の顧問。名前だけで選んだ妻のヨーコには頭が上がらない自称・永遠の40歳。 解説/竹内一弘 マンガ/ Dobby.       ◉どんだけ振ってんの?  ストロークは腕を振るというイメージだけど、実際には手首、指先でちょこちょこと弦をなでるイメージなんだ。それが少し激しくなって腕を振っているように見えるだけ。数分で疲れてしまうなら、それは間違いなく腕を振りすぎってこと。 ◉リズムがぎくしゃく  アップテンポになるとリズムがキマまらない、「俺ってリズム感が悪いのかなぁ」って悩み。しかし、曲に合わせて手拍子ができるならリズム感に問題はない。手拍子は無意識にできるけどストロークとなると意識過剰になる……それが乱れの原因。 ◉そのピック、硬過ぎない?  ストロークする右手は適度に脱力することが肝心。でも、どうしても力が入ってしまうとか、ストロークしているとピックが回ってしまうなんて悩み、あるよね。これらを引き起こす原因の1つがピックの硬さだ。硬すぎると色々と問題もあるんだ。      まずは基本から。ストロークはダウンとアップの2種類があり(図1)、ダウンは低音弦が強く、アップは高音弦が強く鳴る。あまりピックを深く当てないことがコツだ。8分音符で作られたリズムを8ビートといい、ダウンとアップのくり返しで弾くんだ(譜例1)        右手の動かし方がとにかく大切! ストロークは手についた水を払うように手首を振ろう。肘から振っていると疲れる、リズムが乱れる、速さに対応できないなど良くないことばかり引き起こしてしまう。手首の動きにつられて肘が動いているという状態が理想的なフォームだぞ(図2)。  それから、ギターはアコギ、エレキの両方とも力一杯弦をはじくと良い音がしないからね、これも大切なポイント。特にアコギは軽くストロークするだけでも十分に張りのある良い音が出る楽器なので、まずはソフトなストロークを心がけよう。Ex-1を♩=130でストロークし続けられれば合格だ。  ...

〜ギターの壁を超える10のエピソード〜 ザセツ君が行く! EPISODE1 セーハができない【Go!Go! GUITAR プレイバック】

〜ギターの壁を超える10のエピソード〜 ザセツ君が行く! EPISODE1 セーハができない【Go!Go! GUITAR プレイバック】

  1人でギターの練習をしていると、知らぬ間に間違ったやり方をしているなんてことがある。言葉は知っていても、実際にどうやるか分からなくて、「変なクセが付いちゃった!」な~んて結果にもなりかねない。方向を間違うことはあっても努力だけは怠らないザセツ君と、ギター奏法の基礎を一緒に学んでいこう!     【プロフィール】 左:ザセツ君 (本名: 財園寺せつ夫) 15歳、高校1年生。高校入学と同時にギターを始め、日々練習に明け暮れる。学園祭でのステージ・デビューを夢見ているが、ちょっとだけ視野が狭く、思い込みの激しい性格が災いすることがしばしば……。 右:ジョン先生 ザセツ君が通う高校の英語(グラマー)教師で、軽音部の顧問。名前だけで選んだ妻のヨーコには頭が上がらない自称・永遠の40歳。 解説/竹内一弘 マンガ/ Dobby.       ◉押弦位置がフレットから離れてる  音がビビったり、弦をはじいてもポコっという音しか出ないのは、弦とフレットがきちんと密着していないからだ。多くの場合、ビビりは力の問題じゃなく弦を押さえる位置に原因がある。そう、フレットと指との距離だ。 ◉人差指の位置に無頓着じゃない?  確かにきっちりセーハできているし、力いっぱい押さえているんだけど、どうも2、3弦の音が綺麗に出ない。そんなときは慌てず騒がず、セーハしている人差指の状態をよ〜く観察してみよう。少し斜めにしたり位置をズラすだけで状況は一変するぞ。 ◉そのナット、高くない?  「ええ高いですよ、だって1年もお小遣いを貯めて買ったんですから」。いやそうではなく……Highのこと、ナットのた・か・さ。ナットとは、ヘッドと指板の境目にある弦の支点となる、弦の間隔や高さを決めたりする重要なパーツなんだ。      弦の振動をしっかり受け止めるためには、弦とフレットが密着していなければならない。できるだけラクにその状態にするには、フレットに近い位置(キワ)を押弦するんだ。特にフレットの間隔が広いローポジションでは押弦する位置がかなり重要になる。        指は一直線ではないし皮膚は柔らかいので、弦がちょうど関節の窪みにはまっていたり、柔らかい部分で押弦していたりで、実は弦を上からしっかり押さえられていないことがある。ローコードのFの2弦やFm の3弦がきっちり鳴らない原因の多くはコレだ。そんなときは人差指を1弦側⇔6弦側へ少しずらして関節がはまらない位置を探ってみよう。  もう1つのポイントは指の腹で押さえないこと。指の側面で押弦すれば力がロスなく弦に伝わるので、軽い力でもきっちりセーハできるようになる。これらを踏まえてEx-1を弾いてみよう。...

【楽譜の読み方#10】クレッシェンド、デクレッシェンド、ディミヌエンド

【楽譜の読み方#10】クレッシェンド、デクレッシェンド、ディミヌエンド

音楽の世界に足を踏み入れるにあたり、最初のステップは楽譜の読み方を理解することです。楽譜は音楽の言語であり、その記号や表現は演奏者が楽曲を理解し、表現をする手助けをしてくれます。 本シリーズでは、初めて楽譜に触れる方にも、既に演奏経験のある方にもわかりやすいよう、音符やリズム、様々な記号や用語に焦点を当て楽譜の読み方を解説していきます。 今回は、音の強弱の変化を表す音楽用語「クレッシェンド」「デクレッシェンド」「ディミヌエンド」について説明します。 クレッシェンド (crescendo) クレッシェンドはイタリア語で「成長する」を意味する「crescere」の進行形で、音が徐々に大きくなることを示します。楽譜上では「cresc.」と省略されることもありますが、多くの場合は次のようなくさび形の記号で表されます。 クレッシェンドは、楽曲に緊張感や期待感を与えるために使用されることが多く、例えば次のような場面で見られます。 フィナーレに向けて盛り上がる部分 ドラマティックなクライマックスを迎える直前 次のフレーズにスムーズに移行するための準備段階 音を次第に強くする必要があるので、記号の始まり時点ではピアノ(p)くらいの弱さから演奏し、「だんだんと」「徐々に」音を強く・大きくしていきます。 デクレッシェンド (decrescendo) 、 ディミヌエンド (diminuendo) デクレッシェンド デクレッシェンドは、音が徐々に小さくなることを示します。楽譜上では「decresc.」と省略されることがありますが、記号としては次のように表されます。 デクレッシェンドは、音楽の流れを落ち着かせたり、エンディングに向けて静かに終息させるために使用されることが多く、例えば次のような場面で見られます。 感情が静まる部分 フレーズの終わりを締めくくるため 次の静かな部分への橋渡し 音を次第に弱くする必要があるので、記号の始まり時点ではフォルテ(f)くらいの強さから演奏し、「だんだんと」「徐々に」音を弱く・小さくしていきます。 ディミヌエンド ディミヌエンドもイタリア語で「徐々に小さくなる」を意味し、だんだんと音を弱くすることを示します。楽譜上では「dim.」または「dimin.」と省略して表記されることが多いです。 デクレッシェンドとディミヌエンドは、厳密にはディミヌエンドのほうが「ギリギリまで小さく」「消え入るような」というニュアンスとなりますが、作曲家によっても記号の使い分け方、意図する演奏イメージが異なるため、まずはどちらの用語とも「だんだん弱く」で覚えましょう。演奏に自信がある方は、ぜひ作曲家ごとの特性をつかんで演奏してみてください! まとめ 音楽用語 読み 意味...

【楽譜の読み方#09】ピアノ、フォルテほか

【楽譜の読み方#09】ピアノ、フォルテほか

音楽の世界に足を踏み入れるにあたり、最初のステップは楽譜の読み方を理解することです。楽譜は音楽の言語であり、その記号や表現は演奏者が楽曲を理解し、表現をする手助けをしてくれます。 本シリーズでは、初めて楽譜に触れる方にも、既に演奏経験のある方にもわかりやすいよう、音符やリズム、様々な記号や用語に焦点を当て楽譜の読み方を解説していきます。 今回から2回にわたり、音楽表現に欠かせない要素である「強弱記号」について説明します。 ピアノ(piano)、フォルテ(forte) 楽器演奏を行う上で重要なことのひとつに、音の抑揚(強弱)があります。 今は当たり前に強弱をつけられますが、鍵盤楽器といえばチェンバロが主流だった18世紀ごろまでは強弱をつけるのは非常に大変でした。 18世紀始めにチェンバロを改造して今のピアノの原型ができていくのですが指のタッチで音の強弱をつけられることから、「ピアニッシモからフォルテッシモまで演奏できるチェンバロ」という意味で「ピアノフォルテ」と名づけられました。これを略して今の「ピアノ」という呼び名になっています。 楽器の名前の元になるように音の強弱は音楽にとって非常に重要なことですのでしっかり身につけましょう! 強弱に関わる記号は色々ありますが、まずは「Piano」(ピアノ)と「Forte」(フォルテ)について説明します。 ピアノ   弱くという意味の「Piano」(ピアノ)です。 この「p」を何個も重ねて強調することにより、さらに弱くしてという意味を持たせます。また「半分の」という意味の「mezzo」が付いて「mp」と表示されている場合は「p」の半分の弱さでということになりますので「p」よりもやや強く弾きます。   「mp」メゾピアノ ・・・ やや弱く 「pp」ピアニッシモ ・・・ ごく弱く 「ppp」ピアニッシッシモ ・・・ できるだけ弱く この「p」が増えるとどの位、弱く弾けばいいか?という疑問が出てくるかと思いますが、残念ながら基準はありません。多くは作曲者の意思が込められているので、曲調を考え「弱く」を意識して弾きましょう。   フォルテ    強くという意味の「Forte」(フォルテ)です。 「p」と同様に「f」を重ねるとさらに強くということになり、「mezzo」をつけると半分という意味になります。    「mf」メゾフォルテ・・・やや強く 「ff」フォルティッシモ・・・ごく強く 「fff」フォルティッシッシモ・・・できるだけ強く イタリア語では「・・イッシモ」が最上級の表現なのですが、「fff」はそれよりも強くということで「フォルティッシッシモ」と不思議な読みになっています。 ともあれ、この標記は「ff」は「f」よりも強く、「fff」は「ff」よりも強く、という相対的なものですので、強弱記号がある場合はその箇所だけを見るのではなく楽譜全体をみて強弱を考えましょう。   ここまでのまとめ ...

音楽未経験でも大丈夫!! 歌とギターどっちも学んで100日後に夢のギタボデビュー。 vol.7「100日の成果を出し切ってギタボデビュー!」【produced by Go! Go! GUITAR】 

音楽未経験でも大丈夫!! 歌とギターどっちも学んで100日後に夢のギタボデビュー。 vol.7「100日の成果を出し切ってギタボデビュー!」【produced by Go! Go! GUITAR】 

  皆さんこんにちは!橋村姫です。 今日はついに今までワンコーラスで勉強した事を生かしてフルコーラス尺演奏していきます! 間奏や曲の終わりのキメを作ったので是非トライしてみて下さい!今日も一緒に楽しくトライしていきましょう♪ 解説・模範演奏/橋村姫   ◆この記事で学べること ・『♪Start up』フルコーラス聴いてみよう! ・1曲を通しての表現イメージ作ってみよう ・-実技- 課題曲「♪Star up」2番の演奏練習をしてみよう!     ■ 『♪Start up』フルコーラス聴いてみよう!   まずは『♪Start up』のフルコーラスを聴いてみましょう♪ 前回のコラムでも伝えた通り新しいコードや極端な演奏の変化などはありません! 新しいポイントとしては ●2番のBメロ以降に間奏がある ●ラストのサビにギターボーカルのソロがある ●後奏の最後にみんなで合わせる"キメ"がある と言った感じです! そのポイントを踏まえて聴いてみて下さい!     ■ 1曲を通しての表現イメージ作ってみよう...

音楽未経験でも大丈夫!! 歌とギターどっちも学んで100日後に夢のギタボデビュー。 vol.6「Liveデビューの準備はOK? 自分の声に自信をもって!」【produced by Go! Go! GUITAR】 

音楽未経験でも大丈夫!! 歌とギターどっちも学んで100日後に夢のギタボデビュー。 vol.6「Liveデビューの準備はOK? 自分の声に自信をもって!」【produced by Go! Go! GUITAR】 

  皆さんこんにちは橋村姫です!  ついに前回のvol.5のコラムで課題曲の「♪Start up」のワンコーラス(※1番まで)のレッスンが終わりました!  今回はフルコーラス編に突入するのですが、その前に今まで勉強してきたことのおさらいとLiveで演奏するために意識したい事などをお伝えしていこうと思います!  今日も一緒に楽しく演奏していきましょう〜!  解説・模範演奏/橋村姫   ◆この記事で学べること ・歌が上手だと思ってもらうには? ・Liveまでの準備 ・-実技- 課題曲「♪Start up」ワンコーラス通して弾きながらの歌唱     ■ 歌が上手いと思ってもらうには?     まず私がよく自分のボイトレのレッスンで最初に伝える事があります。   最初はどうやったら歌が上手くなるかわからないからレッスンを受けたり自分で研究をすると思うのですが、私は次のように考えています!      ◎基礎  ・音程  ・リズム  ・発声  +基礎に自信がついたら挑戦!  ◎上級:人に好印象を与える  ・声の個性  ・テクニック ...

音楽未経験でも大丈夫!! 歌とギターどっちも学んで100日後に夢のギタボデビュー。 vol.5「テンションのピーク 印象を残そう! サビ編」【produced by Go! Go! GUITAR】 

音楽未経験でも大丈夫!! 歌とギターどっちも学んで100日後に夢のギタボデビュー。 vol.5「テンションのピーク 印象を残そう! サビ編」【produced by Go! Go! GUITAR】 

  皆さんこんにちは。シンガーソングライター、ボイストレーナーの橋村姫です。今回はコラム5回目です! 一番盛り上がる“サビ編”! ギタボデビュー講座1コーラス完成までもう少し! 逆に言えばここをクリアすればフルコーラス完成するまでに新しいことはもう出てきません。 それでは今日も“みゆちゃん”と一緒に課題曲『♪Start up』の歌唱と演奏頑張って行きましょう! 解説・模範演奏/橋村姫   ◆この記事で学べること ・盛り上がるパートでの表現の仕方 ・-実技- 課題曲「♪Star up」歌唱編 ルバート(落ちサビ)との変化の付け方 ・-実技- 課題曲「♪Star up」ギター編 ギターにもテンションをつけて刻んでみよう     ■ 盛り上がるパートでの表現の仕方      今日は『♪Start up』1コーラスも大詰め、“サビ編”という事でトライしていきます!  皆さんそもそも「サビ」という言葉をよく聞くとは思いますが、どんなイメージを持たれていますでしょうか? ※サビとは、曲の最も盛り上がる部分=メインモチーフとなるフレーズのことを指します。 曲の顔として印象づける役目でもあるので1番カッコ良く表現したいところです!  「♪Start up」は演奏を聴いてくれる人の背中を押す応援歌なので、聴いてくれる人のエネルギーになるような力強い演奏を届けるべく、 ・自分の心のテンションを上げて...

音楽未経験でも大丈夫!! 歌とギターどっちも学んで100日後に夢のギタボデビュー。 vol.4「リズムが変化!盛り上がれBメロ編」【produced by Go! Go! GUITAR】

音楽未経験でも大丈夫!! 歌とギターどっちも学んで100日後に夢のギタボデビュー。 vol.4「リズムが変化!盛り上がれBメロ編」【produced by Go! Go! GUITAR】

  皆さんこんにちは! シンガーソングライター/ボイストレーナーの橋村姫です。 今回で4回目のコラム。皆様vol.1〜vol.3までは読んで頂けましたか? ワンコーラス完成まであともう少しです! 今回のBメロ編ではサビに繋がる盛り上がりを作っていけるように、 リズムの変化に合わせて徐々に勢いをつけて演奏してみましょう♪ 今日も一緒に楽しんでいきましょ〜!! 解説・模範演奏/橋村姫   ◆この記事で学べること ・Bメロのリズムに慣れよう! ・-実技・課題曲「♪Star up」Bメロをパワーコードで弾き語ろう(エレキ用) ・-実技・課題曲「♪Star up」Bメロをオープンコードで弾き語ろう(アコギ用)     ■ Bメロのリズムに慣れよう!      前回一緒に勉強したAメロからBメロに突入するわけですが、ここで「♪Start up」DEMO音源のドラムの音に集中して聴いてみましょう。  Bメロではリズム、ノリ感が変わっています! このパートは2つのリズムで構成されているんです! DEMO     【Aメロリズム】 ドッタンドドタンドッタドッドタン            ↓...

音楽未経験でも大丈夫!! 歌とギターどっちも学んで100日後に夢のギタボデビュー。 vol.3「楽しいを音で表現!Aメロ編」【produced by Go! Go! GUITAR】

音楽未経験でも大丈夫!! 歌とギターどっちも学んで100日後に夢のギタボデビュー。 vol.3「楽しいを音で表現!Aメロ編」【produced by Go! Go! GUITAR】

  皆さんこんにちは! シンガーソングライター/ボイストレーナーの橋村姫です。 3回目の『100日後にギタボデビュー講座』、今回はギターでしっかりリズムを刻みながら、そこに歌を乗せていきますよー! ノリも歌も両立出来るコツをお伝えしますね♪ 今日も楽しみながら頑張って行きましょうー!! 解説・模範演奏/橋村姫   ◆この記事で学べること ・歌とギター、同時演奏で緊張しないコツ ・-実技・ギター編-Aメロをパワーコードで刻んで弾き語ろう(エレキ用) ・-実技・ギター編-Aメロをオープンコードで弾いてみよう(アコギ用)     ■ 歌とギター、同時演奏で緊張しないコツ      歌いながらギターも気にして演奏するのは緊張しちゃいますよね。しかも、音程やリズムも意識すると頭がいっぱいになっちゃいます。  ではどうやって慣れて行くかというと、 “それぞれのパートで難しい事をやっている感” を無くす事です。  つまり、勢いに任せてしまう勇気を持ってほしいんです! 頭で考えながら演奏をすると、どうしても緊張が走ります。 大切なのは“心と体のリラックス” 《Aメロの歌詞》      実は、このAメロ部分はそんなに音程を意識しなくて大丈夫な歌唱パートなんです! 私の歌い方、かけ声やセリフのような感じがしませんか?  みゆちゃんが文化祭で演奏するこの曲は、歌う本人はもちろんお客さんも一緒に声を出せる雰囲気がいいなと思い、『緊張せずに歌える』をコンセプトに作曲したので、皆さんも簡単にギターを弾きながら歌えちゃいます♪...

音楽未経験でも大丈夫!! 歌とギターどっちも学んで100日後に夢のギタボデビュー。 vol.2「基礎トレ! ボイス&リズムトレーニング」【produced by Go! Go! GUITAR】

音楽未経験でも大丈夫!! 歌とギターどっちも学んで100日後に夢のギタボデビュー。 vol.2「基礎トレ! ボイス&リズムトレーニング」【produced by Go! Go! GUITAR】

  皆さんこんにちは。橋村姫です! 前回の第1弾を読んで下さった皆さんありがとうございます!『100日後にギタボデビュー講座』2回目ということで、今回は楽曲を演奏するための歌とギターそれぞれの基礎スキルを上げる練習法などをご紹介します♪ 基礎を伸ばせば完成形の演奏はぐんと良くなるので、今日も楽しみながら頑張って行きましょう! 解説・模範演奏/橋村姫   ◆この記事で学べること ・-実技・歌編- 声を強化!ボイストレーニング  ・課題曲「♪Start up」間奏に挑戦 ・-実技・ギター編-パワーコードで弾いてみよう(エレキ用) ・-実技・ギター編-オープンコードで弾いてみよう(アコギ用)     ■ -実技・歌編- 声を強化!ボイストレーニング    初回レッスンのコラムで歌は呼吸が大切だと説明させて頂きましたが、 ブレスでしっかり蓄える → 息を使い切って歌う の繰り返し、慣れてきましたか?  お次はステップアップをして、歌うために大事な基礎3点 ・音程 ・リズム ・発声 を強化するためのボイストレーニングをやっていきましょう!     ・声を出す前にリップロールから  まず、いきなり声を出そうとすると歌うための喉はコントロールしづらいものです。声帯と呼吸器のウォーミングアップだと思って、まずリップロールからやってみましょう♪ 唇を結び鼻歌やハミングをする時の軽やかさで“prrrrrrr...”と音を出してみてください。...

音楽未経験でも大丈夫!! 歌とギターどっちも学んで100日後に夢のギタボデビュー。 vol.1「ギタボに挑戦!! はじめの一歩」【produced by Go! Go! GUITAR】

音楽未経験でも大丈夫!! 歌とギターどっちも学んで100日後に夢のギタボデビュー。 vol.1「ギタボに挑戦!! はじめの一歩」【produced by Go! Go! GUITAR】

  皆さんこんにちは。シンガーソングライター/ボイストレーナーの橋村姫です! 今回、『楽器・音楽経験未経験の方でも100日後にはギターボーカルとして弾き語りが出来るようになる』をテーマにコラムを書くことになりました。皆さん一度は『ギターを弾きながら歌ってみたい』と思ったことはありませんか? この講座ではギタボ(ギターボーカル)に憧れて学びに来てくれた、音楽経験0からスタートの"みゆちゃん"と一緒にステージデビューを目指して勉強していきましょう! 解説・模範演奏/橋村姫   ◆この記事で学べること ・演奏前の心得 ・-実技・ギター編- 課題曲で使う4コード ・-実技・歌唱編- 歌うための呼吸作り     ■ 演奏前の心得    まず、練習前に大切な3つのことをお伝えします♪     -演奏前の心得 三カ条- ①バッチリのチューニングをしてから練習 ②ギターストラップをつけて立って練習 ③“ボーカル”の部分をおろそかにしない    当たり前だと思いますよね? そうです、当たり前だからこそ、重要なことなんです。   ①バッチリのチューニングをしてから練習 私たちはギタボ(=ギターボーカル)なので、自分で演奏するギターの音を聴きながら歌います。ギターが上手く鳴っていないと歌にも影響が出ます。 『コードチェンジ、ストロークをいっぱい練習してノーミスになれば良いだけだ!』...

【楽譜の読み方#08】コーダ、トゥ・コーダ

【楽譜の読み方#08】コーダ、トゥ・コーダ

音楽の世界に足を踏み入れるにあたり、最初のステップは楽譜の読み方を理解することです。楽譜は音楽の言語であり、その記号や表現は演奏者が楽曲を理解し、表現をする手助けをしてくれます。 本シリーズでは、初めて楽譜に触れる方にも、既に演奏経験のある方にもわかりやすいよう、音符やリズム、様々な記号や用語に焦点を当て楽譜の読み方を解説していきます。 今回は反復記号の3回目、Coda(コーダ)とTo Coda(トゥ・コーダ)について説明します。 Coda(コーダ)、To Coda(トゥ・コーダ) Coda(コーダ) Codaは、イタリア語で「尾」を意味し楽曲のエンディング部分を指します。曲の締めくくりとして通常の形式から少し離れた特別なセクションで、劇的なクライマックスや落ち着いた終わり方など、メインテーマや展開部とは異なる旋律や和声が使用されることが多いです。 楽譜上での記号は、縦長の楕円に十字を重ねたマーク「」です。 To Coda(トゥ・コーダ) To Codaは「コーダに行く」という指示で、通常はD.C.(ダ・カーポ)やD.S.(ダル・セーニョ)と併用されます。D.C.やD.S.で指定された場所に戻った後、「To Coda」の指示がある場合は「Coda」へジャンプし、曲の終わりまでを演奏します。楽曲の特定の部分を飛ばしてエンディングへ進むことで、音楽の流れを意図的に変えることができます。 【前回の復習】 D.C.(ダ・カーポ)  :曲の最初へ戻る D.S.(ダル・セーニョ):セーニョの印()まで戻る まとめ(演奏の流れ) D.C.やD.S.で指定された場所に戻る To Codaまで演奏したら、それ以降をスキップしCodaへ進む Codaから曲の終わりまで演奏する 楽譜の読み方チェック それでは、実際に譜面で小節の流れを確認してみましょう! 【例題】Coda、To Coda 【答え】 小節の最後に「D.S.」があるのでセーニョ()まで一度戻り、To Codaの位置から離れたセクションのCodaへ。 ★譜面の流れ:「A→B→C→D→E→B→C→F→G」...